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ニュースリリース

2018年9月19日
経営関連

9月定例社長会見
1 最近の営業・輸送概況
2 「西日本豪雨」からの復旧状況・運転再開見込み
3 東淀川駅の橋上化および駅周辺の踏切廃止
4 「ビエラ岸辺健都」の開業

詳細

1 営業・輸送概況
【取扱収入】
 7月は、西日本豪雨の影響により、各券種前年を下回り、収入計で94.0%と前年を下回りました。8月は、引き続き、西日本豪雨の影響があったものの、9月3連休に向けた前売りが好調に推移し、収入計で100.9%と前年を上回りました。9月は14日時点では、対前年98.7%と前年を下回っています。台風21号の影響により、特に近距離が対前年87.6%と前年を下回っています。

取扱収入
 ※注釈: 駅などでの取扱高(消費税を含む)を示します。
 ※注釈: 直営の速報値です。(旅行会社発売分などを除く)

【ご利用状況】
 7月は西日本豪雨の影響を受け、山陽新幹線対前年94%、在来線特急同79%、アーバンネットワーク同91%と前年を下回っております。8月は、西日本豪雨の影響により、在来線特急が対前年95%と前年を下回りました。山陽新幹線は同100%で前年並み、北陸新幹線は同102%、アーバンネットワークは同101%で前年を上回っております。9月は14日時点では、台風21号の影響により、在来線特急同80%、アーバンネットワーク90%と前年を下回って推移しています。山陽新幹線は同103%、北陸新幹線は同104%で前年を上回って推移しています。

 ご利用状況
 ※注釈: 実績は速報値です。

【関空連絡線】
 9月4日に関西を縦断した台風21号により、関西空港線では連絡橋へのタンカー衝突や浸水などの被害が発生し、当初は日根野〜関西空港駅間で、指令所設備が復旧した8日以降はりんくうタウン〜関西空港駅間で運転を見合わせておりました。鉄道設備の復旧にあたっては、設備を保有する新関西国際空港株式会社様からの受託により、当社が作業を実施してまいりました。その結果、18日より無事に運転を再開することができました。
 早期復旧にあたり、国土交通省をはじめ、関係する皆様のご協力を賜りましたことを、この場をお借りして御礼申し上げたく存じます。
 なお、国土交通省が関西地区におけるインバウンド観光の活性化を目的として21日に公表を予定している「関西インバウンド観光リバイバルプラン」について、私どももこの取り組みに参画してまいりたいと思います。
 
2 「西日本豪雨」からの復旧状況・運転再開見込み
 「西日本豪雨」発生から2カ月あまりが経過した中での、当社管内の鉄道の復旧状況・運転再開見込みについてお知らせします。
 復旧状況につきましては、現在も、国土交通省、広島県をはじめとする沿線自治体、中国地方整備局、中国運輸局およびNEXCO西日本様などのご協力を得ながら、1日も早い復旧を目指して取り組んでおります。各方面からご支援を賜っていることにつきまして、改めて感謝申し上げたく存じます。
 
 <復旧状況>
 復旧状況

 今後の運転再開見込みにつきましても、みなさまのおかげを持ちまして、多くの線区で、当初想定よりずいぶん早く運転再開を見込むことができております。山陽線につきましても、残る三原〜白市駅間が9月30日(日曜日)に運転再開できる見込みとなりました。
 これにより、西日本豪雨以来運転を見合わせてきた山陽線が86日ぶりに全線で運転を再開できるようになります。
 鉄道の不通区間におきましては、引き続きご不便をおかけしますが、今回の豪雨による被災線区は、全線早期復旧を目指しておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。

 運転再開見込み>
  運転再開見込み
  <運転再開見込み詳細(日付:運転再開予定日)>
   山陽線:9月30日 三原〜白市
   芸備線:2019年1〜3月中 備後落合〜備後庄原、10月4日 備後庄原〜三次(暫定的な部分運転) 、運転再開まで少なくとも1年以上 三次〜狩留家
   福塩線:10月4日 吉舎〜塩町(暫定的な部分運転)、10月18日 上下〜吉舎(暫定的な部分運転)、2019年1〜3月中 府中〜上下
   呉線:10月14日 安芸川尻〜広、11月中 安浦〜安芸川尻、2019年1月中 三原〜安浦  
   岩徳線:9月22日 周防高森〜櫛ヶ浜

3 東淀川駅の橋上化および駅周辺の踏切廃止
 2016年5月の定例会見でお伝えした、JR京都線 東淀川駅の橋上化と駅周辺の踏切廃止について、時期が決定しました。
 私どもは、2013年4月に策定した「安全考動計画2017」、そして、今般策定した「鉄道安全考動計画2022」の中で、踏切障害事故の削減を掲げ、これに向けて様々な対策に取り組んでおります。
 踏切の抜本的な対策としては、線路の高架化などにより道路と立体交差させるなどの方法で踏切を廃止することが挙げられますが、多額の費用が発生し、簡単にはできません。
 そのため、当社はこれまで踏切警報機遮断機・障害物検知装置・踏切非常ボタン・360度の方向から視認できるタイプの踏切警報機・折れにくい遮断棒の整備といったハード対策を進めてきました。また、ソフト対策として、踏切の通行マナーやトラブル発生時の対処法などを定期的なキャンペーンや新聞広告、ホームページなど様々な機会を通じてお伝えしております。
 東淀川駅を挟んで北側と南側に位置する「開かずの踏切」については、抜本対策の実施に向けて、大阪市をはじめ関係箇所と調整し、工事を進めてまいりました。そしてこのたび、踏切の代替となる線路を横断する自由通路、それに合わせた東淀川の橋上駅を11月11日の未明から使用開始いたします。

 東淀川駅周辺の課題についてあらためてご説明させていただきます。
 1つ目の課題は、重大事故発生の危険性があるということです。
 ピーク時の踏切遮断時間が1時間のうち40分以上の踏切、いわゆる「開かずの踏切」は現時点、当社管内で約50カ所存在しております。東淀川駅の南北に位置する北宮原・南宮原踏切は、踏切遮断時間がピークの1時間のうち最大57分閉まっている、当社管内でワーストの「開かずの踏切」です。
 また、8本の線路を横断するため踏切の長さが50メートル近くあり、これも当社管内で最も長い踏切です。遮断時間が長い踏切では、踏切が一旦開いてもすぐに閉まってしまうため、踏切が閉まりかけたり、閉まっていたりしても、渡ろうとする方がおられます。
 また、踏切横断長が長いと、高齢者や足の不自由な方は踏切が遮断された際に取り残される可能性が高くなってしまいます。

  重大事故発生の危険性

 2つ目の課題は、踏切をご利用の方にご不便をおかけするということです。
 踏切が閉まっている時間が長いため、自転車をご利用の方は周辺へ迂回しなければなりません。また、線路を横断して東西を行き来する方は、踏切以外に駅地下道や踏切の南側にある歩道橋を通行されていますが、これらはバリアフリー対応となっていないため、高齢者や足の不自由な方は危険な踏切を渡らざるを得ない状況です。
 
  踏切をご利用者への不便

 3つ目の課題は、東淀川駅特有の課題として、この駅は、築78年と老朽化しており、駅の通路も狭いといったことが挙げられます。
 また、駅のバリアフリー設備が東口からしか対応できていないので、車いす等をご利用のお客様が駅の西側から鉄道を利用される場合は、どうしても踏切を渡らなければなりませんでした。
 
  東淀川駅特有の課題

 大阪市と共同で、踏切の代替となる自由通路を整備することで踏切を廃止し、あわせて当社で東淀川駅を橋上化します。

  事業計画

 今回の工事により、これらの課題が解消されます。
 つまり、遮断時間が57分と、当社管内でもワーストであった踏切が廃止されるので、重大事故を未然に防止できることが期待できます。
 また、自由通路の新設により、お身体の不自由な方も東西方向への移動がスムーズになります。
 また、自由通路に接続する橋上駅舎整備に伴い、西側もバリアフリー対応になるとともに、快適で利用しやすい駅に生まれ変わります。
 今後も引き続き、踏切事故防止の取り組みを進めてまいります。

 効果および完成イメージと現在のしんぽ


4 ビエラ岸辺健都の開業

 大阪府吹田市のJR岸辺駅北口にて開発している商業施設「ビエラ岸辺健都」の開業について、お知らせします。

 JR西日本グループは、「中期経営計画2022」における創造事業戦略の基本戦略として「住みたい、訪れたい」まちづくりの展開を掲げております。
 この戦略に資する取り組みとして「ビエラ岸辺健都」の開発を進めておりました。そしてこのたび、11月17日(土曜日)に開業を迎えることとなりました。同日の午前中に開業式典を執り行い、正午より開業する予定です。開業式典の詳細につきましては、後日決まり次第、お知らせします。

 <施設概要>

  施設概要

 施設のコンセプトをご説明します。
 吹田市様と摂津市様は、国立循環器病研究センターの移転建替を見据え、北大阪健康医療都市、いわゆる「健都(けんと)」において「健康・医療のまちづくり」を進めておられます。この「健都」の中核施設となる「ビエラ岸辺健都」においては、「健都」がめざす「健康・医療のまちづくり」に即した「健康増進機能」と地域の方々のための「生活利便機能」をコンセプトとしております。
 特に、健康増進機能に資する店舗にこだわり、「健都ならではの取り組み」を取り揃えました。
 今後の取り組みにおいても、今回の施策のように、「駅からはじまるまちづくり」をコンセプトに、まちづくりと連動した事業展開に努めてまいります。

○「VIERRA岸辺健都」 のこだわり
 ・ 健康への「きづき」を与える取り組み 
 ・ 「食」による健康増進
 ・ 「運動」による健康増進  
 ・ 健康管理センターと8診のクリニックの連携

(参考:健都がめざす健康・医療のまちづくり)
 (1)国立循環器病研究センターを中心とする複合医療産業拠点の形成による医療イノベーションの創出を推進
 (2)関係機関が連携しあい、楽しみながら健康に気づき、学べ、多様な世代が活躍できる環境整備を推進
   この2つの取り組みの好循環によって、国内外の健康寿命の延伸をリードするモデル都市となることを目指されています。

 健都がめざす健康・医療のまちづくり

 最後に、2点、申し上げます。
 9月13日未明、滋賀県栗東(りっとう)市の東海道線草津〜栗東駅間において、当社グループ会社の協力会社の作業員の方が、夜間作業中に電柱上で送電線に接触し、感電したことによりお亡くなりになるという、たいへん痛ましい事故が発生いたしました。このことは痛恨の極みであり、誠に申し訳なく思います。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、そのご家族に対し、心からお悔やみ申し上げます。
 事故原因は背後要因を含め現在調査中ですが、先日、当社グループ会社を含めた緊急の会議を開き、情報共有と注意喚起を行いました。今後、二度とこのような事故を発生させないよう、原因の調査結果を踏まえた再発防止策を進めてまいります。
 
 次に、「祈りの杜(もり)福知山線列車事故現場」についてです。
 9月14日から、ご遺族様やお怪我をされた方々に現場をご覧いただいており、9月20日までに合わせて約400名にご来場いただく予定です。
 事故現場は、お亡くなりになられた方々のご無念、ご遺族様のお悲しみ、また、おけがをされた方々のお辛い記憶などの様々なお気持ちや、列車が脱線し衝突した痕跡など、事故の事実が残る大切な場所です。ご案内期間中は、私をはじめ役員がご被害者のご案内をさせていただいておりますが、皆様ともやはり、様々なお気持ちを抱いておられます。
 お亡くなりになられた方々への慰霊・鎮魂の場として、また、将来にわたり事故を風化させることなく、いのちの大切さを社会や後世に伝え続けていく場として、さらには当社が事故を反省し、安全を誓い続けていく場として整備しております。
 ご被害者の皆様をはじめ、関係の皆様のご理解とご協力にあらためて深く感謝いたします。
 この場所は私たちにとって安全構築の原点でありますので、将来にわたり、この場所を、私たちが責任をもって大切にお守りし続けるとともに、「福知山線列車事故のような事故を二度と発生させない」という決意を今一度心に刻み、気を引き締めて取り組んでまいりたいと考えております。

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