福知山電車区で鉄道事故対応合同訓練を実施しました
福知山線列車事故の教訓を踏まえ、列車事故発生時の併発事故の阻止、人命最優先とする救出、救護訓練を実施しました。本訓練は、鉄道・警察・消防の各機関が共催することで、各機関の対応能力の向上および関係機関相互の連携の強化を図ることを目的とし、列車と自動車を衝突させることで、より現実味のある訓練としました。
1 日時
2017年12月11日(月曜日) 午前9時から午前11時30分まで
2 場所
西日本旅客鉄道株式会社福知山電車区内 実設訓練センター
3 想定
2017年12月11日(月曜日)午前8時57分ごろ、山陰線:石原〜福知山駅間の雀部校前踏切において、上り列車(普通列車4両編成、乗客20名)が立ち往生していた自動車に衝撃、多数のお客様が負傷された。また、自動車の運転手が列車と線路に挟まれた状態で停車、自動車の助手席にも人が閉じ込められている。
乗務員から運輸指令を中継して警察・消防へ連絡。各関係機関が現場到着後、負傷者の救出・救護活動を行うとともに、事故対応体制を設置する。
4 内容
(1)併発事故防止訓練
(2)情報伝達訓練
(3)合同指揮所設置訓練
(4)交通規制訓練
(5)関係機関合同の救出、救護訓練
(6)救護所設置および応急処置訓練
5 参加者
・京都府福知山警察署
・福知山消防署
・西日本旅客鉄道株式会社福知山支社
総計:約80名
※注釈:その他の訓練についてはこちらをご覧ください。