平成28年度 京都支社列車事故総合訓練を実施しました
福知山線列車事故の教訓を踏まえ、「お客様の救護」と「併発事故の阻止」を最優先に、事故現場におけるお客様の避難誘導や救護、関係機関との情報連絡・連携など、社員の対応能力向上を目的として、警察、消防、医療関係機関および当社(グループ会社含む)が合同で「列車事故総合訓練」を実施しました。
1 日時
平成28年10月18日(火曜日) 午前10時30分から11時45分(開会式は午前10時から)
2 場所
網干総合車両所 宮原支所 野洲派出所構内
※注釈 野洲駅に隣接する車両の検査・修繕を担当する部署です。
3 想定
米原駅発姫路駅行き下り普通列車の運転士が篠原〜野洲駅間を走行中、前方の踏切内に進入してきた自動車を直前で認め、非常ブレーキをかけたが間に合わず衝撃し停車。先頭から1両目が脱線し、多数のお客様が負傷。
4 主な訓練項目
○乗務員による併発事故(二重衝突)の防止
○指令所など社内の情報伝達体制の確認
○駅現場社員と間接部門、支援者との連携確認
○関係部外機関(消防・警察など)への速報体制確認
○お客様救護活動の実施
・列車に乗り合わせていた当社社員による初期対応
・消防、警察、当社社員の連携
・トリアージ(傷病者の緊急度や重症度に応じた治療優先順位の決定)の実施
・医療関係機関による医療救護活動の実施
○救護活動時の救助関係者の安全確保
5 参加者
湖南広域消防局
滋賀県警本部
守山警察署
滋賀医科大学医学部附属病院
済生会滋賀県病院
京滋ドクターヘリ
甲賀広域行政組合水口消防署
信楽高原鉄道
甲賀市
JR西日本
総計:約230名