山陽新幹線 博多総合車両所広島支所で火災およびテロ対応訓練を実施しました
平成28年4月から9月にかけて開催される伊勢志摩サミット、関係閣僚会合を控え、各機関との連携を確認するとともに、事案発生時の対処能力の向上を図ることを目的として、広島県警察、広島市消防局と合同で列車火災およびテロ事案を想定した訓練を実施しました。
1 実施日時
平成28年3月4日(金曜日) 15時から16時30分
2 実施場所
博多総合車両所広島支所
3 想定
山陽新幹線 広島〜東広島駅間を走行中のさくら号の5号車車内で、何らかの原因で火災が発生。乗車中のお客様が車内非常ブザーを押されたため、運転士が非常ブレーキにてトンネルおよび橋りょうを避けて停車。車掌は当該号車に向かい、お客様を火元から離れた車両に避難誘導するとともに、東京指令所に状況報告および警察、消防への出動要請を依頼する。
車内には重軽傷者がいらっしゃり、現地に駆けつけた消防、警察により重傷者、軽症者の順で救助後、JR西日本社員がお客様の降車を開始しようとしたところ、他の号車で車内確認中の消防隊が火災源とは別の不審物を発見。警察官が確認したところ、化学物質らしきものであることが分かり、車内に残っていたお客様のすみやかな降車、避難誘導を行い、警察(機動隊)による不審物の処理を行う。
4 参加者
広島県警察
広島市消防局
西日本旅客鉄道株式会社
総計:約160名