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ニュースリリース

2014年12月24日
安全

ホームの安全性向上にむけて
カメラの画像解析技術を使った異常検知システムを導入します

 JR西日本では、安全・快適な駅づくりの一環として、ホームにおける列車との接触や転落を未然に防止する「遠隔セキュリティカメラ」と、ホームからの転落を自動検知し列車との接触を防ぐ「転落検知カメラ」を導入します。
 ホームにおける鉄道人身障害事故は全国的に増加傾向にあり、当社としても「安全考動計画2017」において、ホームの安全を重要な課題と位置付け、事故の低減に取り組んでいるところです。今回導入する「遠隔セキュリティカメラ」と「転落検知カメラ」は、カメラの画像解析技術を用い、ホームにおけるお客様の歩行の乱れや長時間の座り込み、線路内への立ち入りなど通常と異なる動きを自動的に検知し、当社係員に知らせることによりお客様を保護する取り組みです。
 今後も、ホームからの転落等防止キャンペーンをはじめ、さまざまな取り組みにより、ホームの安全対策をより一層推進していきます。

詳細

1 導入の目的
 ホームにおける鉄道人身障害事故の原因をみると、お酒を飲み過ぎた場合などホーム上で身体のコントロールを失ったお客様に起因するものが多く発生しており、その防止策の一つとして新たに実施します。

2 導入時期・箇所
(1)遠隔セキュリティカメラ
 平成27年度に京橋駅環状線ホームで運用開始(予定)

(2)転落検知カメラ
 平成27年度に西九条駅で運用開始(予定)

 ※注釈 カメラ本体は、平成26年度中に設置完了

3 システムの概要
(1)遠隔セキュリティカメラ
 駅構内の防犯カメラの画像から、大きく蛇行して歩いているお客様やベンチなどで長時間座り込んでいるお客様などを画像解析装置で自動検知し、そこから警報を受けた係員が画像を確認後、危険性があれば駅に連絡してお客様への対応を行います。

遠隔セキュリティカメラ


(2)転落検知カメラ
 ホームの屋根に設置する専用のカメラにより、ホームから線路内への転落を自動的に検知し、乗務員に知らせて列車の停止手配を取るとともに、駅係員が現地に走行してお客様への対応を行います。また、転落検知カメラを使ってホーム端を歩いているお客様を検知し、内蔵しているスピーカーで注意喚起放送も行います。

転落検知カメラ

転落検知カメラを利用した注意喚起放送

※注釈 いずれのシステムも、通常と異なる人の動きを検知するものであり、個人の特定は行いません。

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