車両のリニューアル(体質改善)の取り組みと新幹線E7/W7系が
2014年度グッドデザイン賞を受賞しました
10月1日、在来線の「リニューアル車両(体質改善車両)」の取り組みと、JR東日本とJR西日本が共同開発した北陸新幹線「E7系/W7系新幹線電車」が、「2014年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。
今回の受賞を大きな励みとして、今後も車両の安全性・快適性を向上させることにより、お客様により満足いただける輸送サービスを提供してまいります。
※注釈 E7系/W7系はJR東日本との共同応募です。
1 在来線 車両のリニューアル(体質改善)
当社が実施している新車投入とリニューアルによる車両維持・向上の取り組みが評価されたものとなりました。
「リニューアル」とは、車両経年に対して単なる機能回復だけなく、時代のニーズに見合った車両へ生まれ変わらせるものです。
在来線では5,000両を超える車両で鉄道事業を営んでおり、これらの在来線車両をより安全で快適にご利用いただくために、新車投入だけでなく「リニューアル工事」をうまく組み合わせて、よい車両を永続的に供給し続ける取り組みを行っています。
【グッドデザイン賞事務局からいただいた評価コメント】
「公共交通にとって事故は避けるべきものであるが、現実に起こった事象を受け止め、今動かしている公共交通サービスの中で安全な移動をどのように実現していくかは決して生半可ではない。限られた輸送資源の中で、車両をより安全なものにリニューアルしていくために、長寿命化やライフサイクルの最適化に取り組むことで、リノベーションのトータルデザインを実現していることを高く評価したい。」
※注釈 車両のリニューアルなどについての詳細はこちらをご覧ください。(PDF形式 617キロバイト)
2 新幹線 E7系/W7系
「“和”の未来」というコンセプトのもと、「日本の伝統と最新技術の融合により新たな価値を生む」「和風の空間に集うことで得られる心地良さ」という点が評価されたと思います。
平成27年3月14日開業に向けさまざまな準備が控えておりますが、今回の受賞が開業に添える華となるよう改めて気持ちを引き締めてまいります。
【グッドデザイン賞事務局からいただいた評価コメント】
「北陸らしい伝統文化を感じさせる良質なデザイン。対象線区特有の急勾配、電源切替、豪雪地帯に対応するために最新技術が導入されると共に、女性専用トイレなどを配置するなど高いサービス水準を実現している。」
3 その他
○JR西日本のグッドデザイン賞受賞歴
1988年度 211系「スーパーサルーンゆめじ」
1994年度 281系「はるか」、223系(0代)
1996年度 新幹線500系
1997年度 二条駅舎
1998年度 285系「サンライズ瀬戸・出雲」(JR東海との共同応募)
◆金賞受賞(部門の最高の賞)
1999年度 新幹線700系
2007年度 新幹線N700系(JR東海との共同応募)
◆金賞受賞(部門の最高の賞)
2012年度 225系近郊形電車、N700系7000/8000番代新幹線(JR九州との共同応募)