奈良線 電車のEB装置(緊急列車停止装置)が機能しない状態で走行した事象について
平成25年9月8日、奈良線においてEB装置(緊急列車停止装置)が機能しない状態で電車が走行していたことが判明しました。ご利用のお客様には大変ご心配をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
1 申告日時
平成25年9月8日(日曜日)午前5時53分ごろ
2 申告場所
奈良線 城陽駅構内
3 列車名
上り普通電車 奈良駅(5時22分)発 京都駅(6時24分)行の4両編成
乗客数 約80名
4 概況
9月8日午前5時53分ごろ、当該電車の運転士は、城陽駅到着後、奈良〜平城山駅間、上狛〜棚倉駅間、棚倉〜玉水駅間において、1分間機器を扱っていないにもかかわらず、EB装置のブザー音が鳴動しなかったことを大阪総合指令所に報告しました。
その後、運転士が京都駅にて車両の確認を行ったところ、反対側運転台のEB装置のブレーカーが「切」となっていました。
※注釈 「EB装置」とは、保安装置のひとつで、運転士が運転機器操作を60秒間行わなかった場合にブザーが鳴動し、さらに5秒間何もしなければ自動的に非常ブレーキが作動する装置のことです。
※注釈 反対側運転台のEB装置のブレーカーが「切」となっていると、EBが作動しません。
5 列車影響
<運休>計2本(上り2本 全て部分運休)
<遅れ>なし
影響人員 約200人