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ニュースリリース

2013年3月 8日その他

「車上主体列車制御システム(無線式)」、「バッテリー電車」の技術開発について

 JR西日本では、「JR西日本グループ中期経営計画2008-2012見直し」、「技術による変革」を掲げ、「鉄道オペレーションのシステムチェンジ」の技術開発に取り組んでいます。
このたび、「鉄道オペレーションのシステムチェンジ」の具体的テーマとして進めている「車上主体列車制御システム(無線式)」、「バッテリー電車」の技術開発について、営業線において基礎的な機能を確認するための走行試験を実施いたしましたので、具体的な内容と合わせてお知らせいたします。

詳細

1 車上主体列車制御システム(無線式)
 (1)開発の目的
 従来の列車制御システムは、膨大で複雑な地上設備が主体の構成となっており、安全性を向上させつつも設備を簡素化する必要があります。そこで、発展著しい情報通信技術や汎用技術を活用した新しい列車制御システムを開発し、さらなる安全性の向上、保守作業の省力化や設備の簡素化など固定的経費の低減を目指します。

 (2)システム概要
 列車が自らの走行位置を検知し、無線を使って車両上と地上設備間で連続的に双方向の通信を行うことにより列車制御する新しいシステムです。前方列車の位置、地上の速度制限箇所などの情報により、列車が自らブレーキ制御パターンを作成し、列車速度がそのパターンを超えないようシステムによりブレーキ制御を行います。本システムは、東日本旅客鉄道株式会社で実用化したATACS(アタックス)をベースに開発しています。
 ※注釈 ATACS:Advanced Train Administration and Communications System

 (3)開発経緯
  平成20年度より開発に着手しました。吹田総合車両所構内において、列車の速度制御、間隔制御など基本機能の確認試験を実施し、現在に至っています。

 (4)走行試験の実施
 平成25年2月から3月にかけて、嵯峨野線亀岡〜園部駅間(約14キロメートル)で走行試験を実施しました。在来線試験車U@Techを使用し、車両上に搭載した列車の位置検知や速度制御などを行うための装置の基本動作確認、車上装置と地上装置との通信を連続的に行うための地上の無線基地局の切替確認などを行いました。
 ※注釈 U@Techとは、技術開発でのフィールド試験で使用する試験用列車
 (クモヤ223-9001、サヤ213-1、クヤ212-1)

 (5)開発スケジュール
 安全性に関するシステム評価、無線の安定性などの技術的課題を解決していきます。

2 バッテリー電車
 (1)開発の目的
 当社で消費するエネルギーの約8割が列車運行(運転用)であり、これを低減することがエネルギーの省力化の観点から非常に重要です。その方策の一つとして、非電化区間でも走行可能な「バッテリー電車」の技術開発により省エネルギーな鉄道システムを目指します。

 (2)システム概要
 バッテリー電車は、駅や基地などで停車中に運転に必要な電力を架線から蓄電池に充電し、非電化区間を充電した電力により走行します。ブレーキ使用時に発生する回生電力は蓄電池に充電され、電力の有効活用を図ります。今回の技術開発の特長としては、量産効果の期待できる汎用性の高いリチウムイオン蓄電池の採用や既存の電車の高圧機器をそのまま使用できる高圧蓄電池システムとすることで、システム構成の簡素化を実現しました。

 (3)開発経緯
 平成22年度より開発に着手しました。バッテリー単体での安全性、耐久性の評価、モータとモータの駆動を制御する装置との組み合わせによる試験などを実施し、現在に至っています。

 (4)走行試験の実施
 平成25年2月に、山陽本線網干〜有年駅間(約18キロメートル)で走行試験を実施しました。223系電車に開発中の蓄電池システムを搭載し、実用に向けた確認を行いました。

 (5)開発スケジュール
 リチウムイオン蓄電池の安全性、小型・軽量・低コスト化などの技術的課題を解決していきます。

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