Loading...
人物写真

プロフェショナル職採用

施設機械

近畿統括本部 バリアフリー推進部 清水 亮太 2015年 入社

Career Step

  1. 2015年近畿統括本部 神戸機械区
  2. 2017年JR西日本テクシア(教育出向)
  3. 2018年近畿統括本部 神戸機械区
  4. 2023年近畿統括本部 バリアフリー推進部

工事監督を経験し、
次へのステップへ続くやりがいと教訓を得る

2018

山陽線・赤穂線 ICOCA利用エリア拡大施策

人物写真

入社以来、既存の券売機や改札機などの多種に渡る機械設備の保守・工事監督を担当し、仕事を学んでいきました。そして迎えたのが、山陽線・赤穂線でのICOCA利用エリア拡大施策。自動改札機や券売機などを設置する工事監督を担い、初めて当社の大きな施策に触れたと感じる1つの経験をしました。工事監督の主な業務は、工事を請け負うグループ会社が安全且つ効率的に作業が進められるよう工事全体を管理し、高品質な設備を提供することです。本施策では社内外の関係者と緊密にコミュニケーションを図り、スムーズに工事が進むように心がけました。初めて経験することばかりで大変ではありましたが、地域・地域外から乗車されるお客様の利便性向上に寄与できたこと、ICOCAという誰もが知る鉄道サービスの利用エリア拡大に携わることができたということに、大きなやりがいを感じました。
工事中には忘れられない経験もしました。新たに改札機や券売機を設置する場合、「この駅の改札機、券売機からこのサーバにデータを送信する」という旨の申請と設定手続きを行うことで、初めてデータのやり取りが可能となります。そして、申請を行うのは工事監督の役割。それなのに私は、期日までに手続きすることを忘れていました。気が付いた時点ではICOCA利用開始の1週間前。頭が真っ白になりましたが、とはいえ急ぎの対応が必要なので、すぐに上司に報告。社外の担当者にも事情を説明し、なんとかデータのやり取りができるよう対応頂き、ICOCAの運用をスタートさせることができました。この経験から、今でも事前の手続きに関しては何度も確認するようになりましたし、後輩が同様の失敗をしないよう反面教師として指導することもできました。また、困った時に全力でサポートしていただいた上司や先輩たちの姿を目の当たりにし、「自分も将来はこうなりたい」と思うようになりました。これは私のその後の仕事に、大きな影響を与えた出来事の1つです。

成長を支えたもの

人に恵まれ、人に支えられながら成長することができました。明石駅でホーム柵を設置していた時は、同期が三ノ宮駅で同様の工事を担当しており、常に情報交換をしたり励まし合ったりしていました。上司は「少々の失敗は気にするな」と言って背中を押してくれますし、後輩も頼りになるメンバーばかりです。仕事ですから、苦労や悩みはつきものです。それらを乗り越えてこられたのは、周囲の仲間のおかげです。

人物写真

多数の工事メンバーをまとめ、
現場を動かしていく力を身につける

2020

神戸線 明石駅 昇降式ホーム柵設置

人物写真

鉄道の工事には、私が所属する機械に加えて土木、建築、保線、電気、信号通信、車両、さらに乗務員や駅員など多くの系統が関わります。
円滑に工事を進めるためには、系統間の情報共有やお互いの意思疎通が不可欠であり、工事の進捗や課題などを共有・確認する為に工程会議を開催することがあります。私は明石駅のホーム柵設置工事において、機械の工事監督を担当、プロジェクトの「主管担当」として工事全体の旗振りをするために工程会議を定例で主催しました。
当時、ホーム柵の分野は未経験であった為、経験も知識も豊富な会議メンバーに、最初は圧倒されてしまったことを鮮明に覚えていますし、各系統と折衝を重ね、課題に対する落としどころを見つけるということに非常に頭を悩ませた仕事でもありました。ただ、「みんな同じ目標をめざしている。いい仕事をしたいからこそ、厳しい意見も飛び交う」という気づきもあり、自分の思いをしっかりと伝え、納得してもらう為にどう説明すればよかったのかを学ぶいいきっかけとなりました。
私の力不足もあって、工事は必ずしもスムーズなものとは言えなかったかもしれません。それでも、主管担当としてやり切った経験は、大きな自信になりました。この工事で経験した失敗は、他駅での工事の糧ともなりました。担当する工事の規模が少しずつ大きくなり、受け持つ役割も重要なものになっています。まだまだ試行錯誤が続いていますが、1つの仕事が終わるごとに成長を感じています。

実現したい未来

私たちバリアフリー推進部の取り組みは、「安全、安心で、人と地球にやさしい交通」の実現に向けた取り組みそのものです。お客様が乗り降りする部分にホーム柵を整備する以上「継ぎ目」なく乗り降りできることは大前提、長期的かつ安定的に稼働させる設備を導入していくことは私たちのミッションです。そのために、稼働前の初期設定に起因する不具合チェックなどをさらに入念に行っていきます。

人物写真