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総合職採用

施設(建築)

大阪工事事務所 うめきた建築工事所 岡山 みどり 2007年 入社

Career Step

  1. 2007年大阪支社 大阪設備区
  2. 2008年(株)ジェイアール西日本ビルト 出向
  3. 2009年京都支社 京都設備区
  4. 2010年大阪工事事務所 大阪建築工事所
  5. 2014年大阪工事事務所 京都建築工事所
  6. 2016年大阪工事事務所 新大阪建築工事所
  7. 2016年産休・育休取得
  8. 2018年大阪工事事務所 建築技術課
  9. 2019年建設工事部
  10. 2021年大阪工事事務所 うめきた建築工事所

初めての橋上駅工事は都心のターミナル駅。
「現場を回す力」を身に付ける

2012

尼崎駅増築工事

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工事所は駅舎や駅ビルの建設など、線路に近接して行われる工事の設計、工事の監理業務を行う部署です。私も入社以来、駅舎や機器室の建設などに携わってきました。そして2012年、尼崎駅の増築工事を担当することになりました。当時の私にとって、橋上駅工事は初めての経験でした。しかも尼崎駅は都心部の利用者数が非常に多い大きな駅。期待と不安が入り乱れつつも、「絶対にやり遂げる」という強い気持ちをもって工事に臨みました。
工事で求められたのは、何を置いても安全を最優先することです。なおかつ、一刻も早く工事を完了させる必要がありました。そこで心がけたのが、とにかく他系統の担当者や、協力会社の方々と納得がいくまで話をすることです。そうすることで、「みんなでこの工事を完成させるんだ」というチームとしての一体感が生まれると考えたからです。
それまでの私は、自分の意見を抑え気味なところがありました。しかしこの工事を通じて、自分から行動し、自分なりの答えを導き出して発信できるようになりました。その結果、工事が終わる頃には「自分が中心になって現場を回す力が付いた」と周囲から言ってもらえるようになりました。
橋上駅工事において建築の仕事は、電気や機械の仕事を束ねる役割も担っています。工事には社外からもたくさんのメンバーが加わります。多くの人で協力できたからこそ、ひときわ大きな達成感を味わうことができました。

成長を支えたもの

自分に自信がなかった頃、ある上司から「岡山さんは周りの人を巻き込み、支えてもらいながらプロジェクトを動かす力が素晴らしい。それは僕にはない力だ」と言ってもらったことがあります。この言葉をかけてくれた上司は、知識も経験も豊富で私が目標としている人でした。そんな人から、私にしかない強みを指摘してもらえたのです。「自分にもいいところがあるんだ。ここを伸ばしていこう」という気付きを得られ、徐々に自信がついてきました。「仕事が楽しい。もっと楽しみたい」と思えるようになったのも、この言葉がきっかけです。

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視野が広がり、後輩の成長も支援。
仕事がどんどん楽しくなった

2016

出産・育児にともなう休職と仕事への復帰

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1年半の産休・育休を経て仕事に復帰しました。休職前は工事所勤務だったのですが、復帰の際に上司と相談し設計を担当する課に異動。仕事のペースを自分でコントロールしやすい業務なので、復帰後の仕事としては非常にありがたかったです。またこの部署には子育て中の女性がたくさん所属しており、子どもが発熱して急に保育園へのお迎えが必要になった際なども、「お互い様」という意識があって支え合うことができました。
出産前の私は自分のことで精一杯で、「なんとか自分でやり遂げないと」という思いが強かったです。ところが子どもが生まれてからは、生活の中心が子どもになります。自分のことばかり考えられていられないのです。すると自然に、周りのことに以前よりも目を向けられるようになりました。「後輩の成長の力になりたい」と思い出したのもこの時期です。
成長のためには、仕事のなかに楽しみを見つけることが大切だと私は考えています。後輩たちにも楽しみを見つけてもらいたいと思った私は、「そのためにはまず、私自身が仕事を楽しもう」と思うようになりました。建築の仕事でいえば、安全や保守性にプラスαする価値を自分なりに考えて建物に盛り込んでいこうと考えるようになったのです。それは例えば、居心地の良さであったり、ワクワク感です。そういったことを考え出すと、仕事がどんどん楽しくなりました。今では、携わった工事の完成や建物のオープンが楽しみで仕方ありません。

実現したい未来

私が高校生の頃、通学で利用していた駅が橋上化されました。その結果、駅前に新たな賑わいが生まれました。この体験がきっかけで当社に入社し、現在の仕事に就きました。今携わっている駅ビルの建築は、まさに高校生だった私が憧れた仕事です。この仕事は、「人々が行きかう、生き生きとしたまち」をつくることに貢献できます。私たちが携わった駅ビルの開発や駅の新設、リニューアルといったプロジェクトをきっかけにして、まちがずっとずっと賑わっていくことが、私の願いです。

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大阪駅の新たな顔になるビルを担当。
女性リーダー層として、部下の育成も担う

2021

イノゲート大阪ビル新築工事および係長就任

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大阪駅では現在、2027年春に全面開業を予定している「グラングリーン大阪」をはじめとしたさまざまな大型の再開発工事が進行中です。私が2021年から携わる「イノゲート大阪ビル」もその1つ。大阪駅の新しい顔であり、駅西側エリアの新しい玄関口になるビルをめざしています。
大阪駅前という絶好のロケーションに立つ大型のビルとあって、ステークホルダーは多岐にわたります。意見の調整に苦労することもありますが、「素晴らしいビルを生み出したい」「大阪にさらなる賑わいを生み出したい」という、見つめているゴールはみんな同じです。白熱する議論をも楽しむぐらいの気持ちで日々の仕事に臨んでいます。私個人としては、仕上げや納まりといった細部にまでこだわることで居心地を良くし、それによってビルの価値を高めたいという思いで取り組んでいます。
2023年には係長になり、部下の育成が大きな役割になりました。心がけているのは、「任せる」と「教える」のバランスです。若手にとって、放置されるほど不安なことはありません。とはいえ、技術や知識も身に付けるためには、物事を「自分事化」し、自分で考えることが不可欠です。そこで、仕事の状況をこまめに確認する会話を大切にしています。また、部下たちが頭の整理ができるようなコミュニケーションに注力しています。これらの先に見つめるのは、みんなが仕事を楽しんでくれること。家族に誇れるモノづくりができる人になってもらいたいです。