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プロフェッショナル職採用

施設

山陽新幹線統括本部 東京新幹線総合指令所 施設サポートグループ 後藤 麻里子 2015年 入社

Career Step

  1. 2015年新幹線管理本部 新山口新幹線保線区 施設管理係
  2. 2018年新幹線管理本部 山陽新幹線地区施設指令
  3. 2020年新幹線鉄道事業本部 東京新幹線総合指令所 施設指令
  4. 2022年山陽新幹線統括本部 東京新幹線総合指令所 施設サポートグループ

新幹線の運行管理を行う指令所に勤務。
お客様と仲間の安全を守る最前線に。

新幹線管理本部 山陽新幹線地区施設指令

2015年に入社後は、山口で新幹線の保線業務に携わり、2018年に指令所へ異動しました。新幹線は、自然災害等が発生し列車運行に影響がある場合、安全を確保するために列車の運転を中止させることや速度を下げて運転を行うことがあります。このような場合、指令所は、現地の状況等を確認するために、係員を現地へ派遣し、通常通り運転できるかどうかの判断を行います。ご利用頂いているお客様の安全はもちろん、現地にいる仲間たちが、安全に仕事ができる環境を確認することが何よりも大切であるため、走行中の列車や現地の係員から何らかの異常がある旨の報告を受けたとき、指令所内に緊張が走ります。しかし、そんな緊張感のある状況でも、気になったことや困ったことは、相談しやすい環境で、仮に、間違ったことを言っていたとしても、上司や先輩方は「それは違う」と最初から否定するのではなく、「それは確かに気になるよね」といったん受け止め、それから丁寧に説明をしてくださいます。こういった雰囲気があるのは、何よりもお客様と仲間の安全を大切にしているからだと考えています。どんな状況であっても、気になることは確認したり、周囲の意見にしっかりと耳を傾ける姿勢は、この経験から身につきました。また、新幹線の安全運行のため、私たち施設担当のみならず、さまざまな部門のメンバーが集まり、指令所として意思決定する「指令間協議」を行います。私は、入社以来、保線の仕事をしていましたが、他部門の仲間とつながり専門知識を得ることができたのも、さまざまな部門の考え方などを学ぶことができた指令所勤務のおかげだと考えています。「新幹線をみんなで支えているんだ」という気持ちも、以前にも増して強くなりました。

成長を支えたもの

配属した先々で出会った上司が成長を支えてくれました。どの職場でも、私の仕事ぶりや得意・不得意をしっかり見てくれていて、絶妙のタイミングで絶妙の仕事を担当させてくれました。面談は年4回行われているのですが、それ以外にも日頃から何でも気軽に相談に乗ってくれました。成長を促すような仕事の割り振りの背景には、そういった上司・部下の距離の近さもあると思います。上司に限らず職場で出会った人はみんな温かく、今も出張先で顔を合せると声をかけてくれます。悩みがあったら話を聞いてくれる、頼れる存在が各地にいます。

現場の作業がリアルタイムで
把握できる仕組みを構築し、
指令所の仲間の仕事を支援

山陽新幹線統括本部 東京新幹線総合指令所
施設サポートグループ

新幹線が運転を中止しているときは、駅や車内アナウンスなどで復旧の見込み時刻が発表されています。想定外の事態にストレスを感じておられるお客様にとって、この情報は非常に重要です。そこでより早く、より正確に情報を発信したいのですが、課題もありました。復旧見込み時刻は、現場の復旧スタッフから電話で報告される作業の進捗情報に基づいて算出しています。こまめに現場と連絡を取れば情報は早く正確になるのですが、現場スタッフにとっては「連絡ばかりしていては肝心の復旧作業や点検に遅れが発生する」という状況になってしまいます。そこで私は、GPSを使って現場スタッフの位置情報を把握し、そこから作業の進捗状況を算出できる仕組みを提案。リアルタイムで、現場スタッフの負担もなく復旧見込み時刻を発表できるようにしました。
導入にあたっては、現場の負担を増やしたくない思いと、情報を早く把握したい指令所という2つの異なる目線に立ち、両方を満たす仕組みの構築を大切にしました。現場に足を運び、GPSを使ってもらうことで負担感のなさを実体験してもらったりもしました。また、コスト面も意識し、既存の設備だけで新たな仕組みを作り上げました。導入後は、「復旧見込み時刻の早期判断に役立った」などの声をいただくことができました。

私の地域への取り組み

山口で勤務していた頃、職場の近くの幼稚園に出向いて出張授業を行っていました。「ストッピーくん」という、踏切事故防止のPRキャラクターと一緒に幼稚園を訪問し、新幹線クイズなどを通して楽しみながら安全の啓発活動を行いました。山口の名所がプリントされたハンカチをノベルティとして作成し、地域のPRに協力したこともあります。