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総合職採用

事務・創造

イノベーション本部データアナリティクス外販​ 山内 直樹 2015年 入社

Career Step

  1. 2015年福知山支社 福崎駅
  2. 2017年福知山支社 豊岡列車区
  3. 2017年福知山支社 総務企画課
  4. 2021年アジア航測(株) 出向
  5. 2023年イノベーション本部データアナリティクス外販​

広報担当としてマスコミの窓口に。
伝える難しさとやりがいを学ぶ

福知山支社 総務企画課

駅係員と運転士を経て、福知山支社で広報を担当するようになったのが入社3年目。着任して早々に大型台風が接近し、計画運休を実施することになりました。この時、私はマスコミ対応の窓口役として、運行や被害の状況などを発信する役割を担いました。状況が刻々と変化するなかで、マスコミはいち早い情報を要望します。慌ただしさのなかで思うように物事を伝えることができず、もどかしさが募りました。この経験を通して感じたのが、正確な情報発信を行うには、目の前で起こっている事態の背景までしっかりと理解しておく必要があるということ。そして、そのためには日頃から各部署とコミュニケーションを図り、何でも相談できる関係性を作っておくことが大切だということ。これらのことに気付いて以来、時間があれば他部署に顔を出し、何気ない会話をしながらそれぞれの部署の仕事内容や思いを聞かせてもらうようにしました。これは、今も仕事をするうえで大切にしていることです。広報は社内のたくさんの人の協力のうえに成り立つ仕事です。その“恩返し”ともいえる仕事ができたのが、その年に導入された新型ラッセル車の試運転の様子を報道公開した時です。冬期の安全・安定輸送の確保に向けた取り組みを進める保線系統や運転士、そして車両系統など、雪かき作業を支えるさまざまな部署にスポットを当ててもらえるよう、広報担当者としてできるさまざまな工夫をしました。社員の皆さんが「自分の仕事が紹介された」と喜んでくれている様子を目にした時は、社外の方々だけでなく、社員のやりがいにもつなげられる広報担当者としての魅力を強く感じました。

成長を支えたもの

入社して最初に配属された福崎駅(兵庫県)での経験が、私の原点です。埼玉県出身で、社会人になって初めて関西にやって来た私を、職場の先輩方は温かく迎え入れてくれました。小さな駅だからこそ、職員全員が顔の見える関係でいられるうえ、お互いに気配りをし合って助け合える環境でした。仕事のことはもちろん、生活面での不安や疑問など、何でも相談に乗ってもらえ、アドバイスしてもらえたおかげで、着実に社会人としてのスタートを切ることができました。当時の職場のメンバーとは、いまも一緒に旅行をしたりする間柄です。素晴らしい職場でキャリアをスタートできたことに感謝しています。

地域とともに、駅を「乗り降りする場所」から
「愛される場所」へと生まれ変わらせる

福知山支社 総務企画課

2018年から所属している地域連携推進室が取り組んでいる事業の一つが、「駅や鉄道への愛着づくり」です。鉄道や駅を単なる移動手段や乗り降りするだけの場所から、地域の皆様に愛される場所に変えていきたいという思いのもと、地域の皆様と連携しながらさまざまな取り組みを行っています。着任して最初に携わったのが、舞鶴線の梅迫駅(京都府)での取り組み。無人駅である同駅の待合室を、小規模リニューアルすることになりました。とはいえ、私には「地域の方が愛着を持ってくれる駅」といってもなかなか具体的なアイデアが浮かびませんでした。「地元らしさを入れる」というぼんやりとしたイメージしか持てないなかで地元の方に相談したところ、「地元の名所を紹介しよう」「それなら、絵が上手な人がいるから、あの人に名所を描いてもらおう」「名産品の和紙を使った作品を展示してはどうだろうか」と、次々とアイデアが出てきました。お話を聞いているうちに私も、「子どもたちに親しんでもらえる駅にしたい」という思いが生まれました。それを伝えたところ、地域の幼稚園を紹介してもらえ、駅係員と一緒にちぎり絵を作って、待合室に飾ることに。そうやってリニューアルした梅迫駅お披露目の日に、地元の皆様からいただいた喜びの言葉とねぎらいの言葉は、今も忘れることができません。 この取り組みの過程では、“JR西日本の代表者”として地域の皆様と接する心構えを養うことができました。会議に向けては万全の準備をし、可能な限り、その場で答えを出すこともその一つです。また、期日からスケジュールを逆算し、「どのタイミングまでに何をすべきか、それは誰が担当するか」を明確にするなど、プロジェクトの進め方を学ぶこともできました。それらは今も大きな財産になっています。

私の地域への取り組み

梅迫駅の事例のような、駅やその周辺施設を活用した活性化の取り組みを「駅にぎわいプロジェクト」と呼んでいます。駅の待合室や駅前広場でお祭りを開催したり、大学生と一緒に地元の木材を使ったベンチを設置したり、お子様を対象とした「プチ電車の旅」を企画しました。また、福知山支社の「城崎このり」をはじめとしたJR西日本グループで活躍する「鉄道むすめ」が集合するイベントを大阪駅にて開催しました。今後も地域の皆様との連携を深めながら、地域の魅力向上の活性化に向けて、JR西日本グループだからできる貢献やチャレンジを続けていきたいです。