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現場における研究開発

[施設]京都土木技術センター 加熱技術を用いた塗膜除去技術の開発

鋼鉄道橋では鋼材を腐食から守るために、定期的に塗装の塗替えを行っています。塗装の塗替えは、劣化した古い塗膜を除去しますが、グラインダー等による従来の工法では、作業時の騒音が大きいことと粉塵に対する作業環境の改善が課題でした。

そこで、塗膜は熱を加えることにより、剥がれやすくなるという特性に着目し、加熱による塗膜除去技術を検討しました。作業の安全面や作業性を考慮して、IH調理器などに活用されている高周波誘導加熱の技術を用いることにより、塗膜を除去することができました。

試験施工の結果、従来工法と比較して、作業時の騒音と粉塵を低減することができました。今後は、本工法の実用化に向けて、更なる施工性の改善、コストの検証等に取り組んでいきます。

<加熱作業>

<加熱作業後の塗膜除去作業>

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