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新幹線電車は車両モニタ装置の検修モードにて機器検査を行うことができます。空気ブレーキ試験もモニタ装置からの試験条件によりブレーキ制御装置を動作させ実際のブレーキ圧力(BC圧力)を読み取り良否を判定します。実際のBC圧力が基準値にあるにも関わらず試験結果が「NG」となり再調整や部品交換などで検査時間の超過が発生する場合があります。空気圧力検出装置(AET)の調整不良が要因となっていることが判明しAETの基準値調整の必要があることから試験機の製作を行ないました。
<AET試験機開発>
試験機によりAET空気圧力センサー6箇所の機能確認ができるようになり、BC圧力出力値の調整やブレーキ不足検知継電器の動作判定・調整が可能となりました。現在、BC圧力出力値を調整した物を現車に搭載しAETの周囲温度特性による変化を追跡し確認を行なっています。
冬場の低温時の動作が良好な場合、在姿検修から取外し試験機による検査を提案していきます。