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現場における研究開発

[電気] 大阪電力区 検電機能付接地線の開発

現状の問題点

電気部門では感電事故根絶のため「停電作業が基本」として安全な作業環境の構築をめざし一丸となって取り組んでいます。停電作業においては、作業員は絶縁用保護具を着用し、作業員の安全を確保した上で「検電作業」により電路が確実に停電していることを確認します。その後「接地線取付作業」を行い、作業に取り掛かります。誤って電路が加圧された場合でも、接地線の取り付けにより人体ではなく電気抵抗の低い接地線に電流が流れ、作業員の安全が保たれます。しかし、過去には検電を行ったと錯誤してしまい、加圧中の架線に接地線を接触させ地絡事故を起こすといった事象が発生しています。

改善内容・効果

<開発品の外観>

接地線取り付け時の事故防止として、接地線に検電機能を付加し、それを用いて停電確認を行わなければ接地線のフック部を取り付けられない機構をもつ接地線を開発しました。これにより、ヒューマンエラーによる事故を防ぐハード対策を施すことができ、作業の安全性が向上しました。

  • 停電確認前は接地線フック部が絶縁材で覆われているため物理的に架線にかけられず接地できない。
  • 検電機能部を架線にかけ停電確認を行う。(加圧時にはランプが点滅、ピピピという警告音を発信)
  • 停電確認をした後に、接地線を引き下げるとロック機構が開放される。
  • 接地線フック部を架線にかけ接地する。

<開発品の取扱い手順>

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