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現場における研究開発

[車両] 金沢総合車両所 521系先頭ホロ枠水漏れ対策の検証

521系電車は運用の都合上分割・併結作業が多く、その度に先頭車ホロの脱着作業が発生していますが、作業性が悪いため、ホロ受け上部ピンの位置決めに手間取り、ホロ枠パッキンを損傷させてしまうことが多々ありました。この影響で降雨時にはホロ枠から雨水が浸入し、連結面サン板や運転台デッキが滑りやすくなっていたことから、ホロ枠パッキン部を傷つけない構造に変更するとともに作業性を改善できないか検証を行いました。

今回の検証により、ホロ枠パッキン部の損傷対策として有効なことが確認され、さらに下部にホロ受けを追加することで、ホロの自重を支える必要がなくなり、左右方向のみの位置合わせで済むため、作業性が向上することを確認できました。

今後、他の車両への展開を検討していきますが、作業性の向上はもちろん、連結面への雨水浸入を防止できることでお客様の安全性向上にもつながることが期待できます。

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