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総合職採用

IT

独立行政法人 情報処理推進機構 産業サイバーセキュリティセンター 中核人材育成プログラム 西澤 優里 2021年 入社

Career Step

  1. 2021年金沢支社 福井地域鉄道部 福井駅
  2. 2022年本社 デジタルソリューション本部 システムマネジメント部 情報セキュリティ室
  3. 2023年独立行政法人 情報処理推進機構 産業サイバーセキュリティセンター 中核人材育成プログラム

社会インフラである鉄道システムを
サイバー攻撃から守る

2022

情報セキュリティ室

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大学ではマネジメント工学を専攻し、人が働きやすい環境や生産性を高める環境、リスクマネジメントなどについて学んでいました。入社後に配属された福井駅では駅係員として、お客様や無人駅での対応などを個別の出来事ではなく全体として捉え、最適化を図る仕事を担当しました。そういった経験から、グループ会社も含めてJR西日本の組織を横断し、マネジメントやより良い姿をつくり上げる仕事に興味を持つようになりました。
そんななかで配属されたのが、情報セキュリティ室です。社会インフラでありITシステムもふんだんに用いている当社は、サイバー攻撃の対象となるリスクが非常に大きいです。人々の暮らしを守るためには、強固なセキュリティ対策が必要です。その担い手となるのが情報セキュリティ室です。
担当したのは、新しいシステムを導入する際のセキュリティチェックです。導入を検討している部署からの相談を受けてセキュリティの状況の調査や、必要となるシステム要件の提案などを行いました。社内の他部署はもちろんのことベンダーなどの協力会社とも協議を重ね、安全で快適なサービスを実現するためのセキュリティ対策を実施しました。この期間中に連携した人は、社内だけでも100人を超えます。携わった新システムの運用開始の日、テレビなどで大きく報じられた様子を見た時は、喜びと達成感でいっぱいでした。

成長を支えたもの

「人」が私の成長を支えてくれました。特に、相談に乗ってくれるたくさんの先輩に恵まれました。日々の業務や将来の方向性で悩んでいる時は声をかけてくれ、話を聞いてくれました。異動が決まった時はどこからともなくその話を聞きつけ、「異動するらしいね。頑張って」と言ってくれました。そういった日々のやりとりが支えとなり、前へ進んでいくことができました。私が先輩にしてもらったことを、これからは後輩たちにしてあげたいです。

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全国のセキュリティ人材と
ともに学び、実践経験を積む

2023

独立行政法人 情報処理推進機構 産業サイバーセキュリティセンター

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2023年から、独立行政法人 情報処理推進機構が実施している「中核人材育成プログラム」に受講者として参加しています。このプログラムには鉄道、電力など重要インフラを担う企業のセキュリティ担当者などが集まり、日々、知識と技術の習得に取り組んでいます。私は情報セキュリティ室での仕事を通して、「セキュリティについてさらに幅広い経験や技術を得たい」と思うようになっていました。ちょうどその頃、先輩がこのプログラムに参加していることを知りました。そこで「来年は私を参加させてください」と上司に申し出たところ、快く送り出してもらえることになりました。
プログラムの中で特に印象に残っている講義は、仮想企業がサイバー攻撃を受けたという想定のもと、攻撃内容の特定や対策の立案を行ったことです。立案だけではなく、再発防止の対策を実施しつつビジネスを動かし続ける方法の検討や、経営陣への報告も行いました。
また、このようなセキュリティの対応を、チームに分かれて競い合うコンテストにも挑戦しました。評価ポイントは、「異常事態のなかでどのチームがより多くの売上げを確保し続けたか」です。まさに実際のビジネスと同じ状況での訓練で、セキュリティ人材としてかけがえのない「場数」を踏むことができています。チームメンバーや他のチームからは「そんな対策方法があるのか」といった気付きや刺激、新たな知識と技術などを得ることもできています。企業やさまざまな組織と合同でセキュリティ技術を競う中での、セキュリティ人材同士の交流も大きな財産になっています。
プログラムの日々の講義を通して、自分自身の飛躍的な成長を実感しています。プログラム終了後は会社に戻ります。「会社に戻ったらこんなことをしよう、あんなことをしよう」と、目標が次々に生まれてくる毎日です。

実現したい未来

鉄道のセキュリティは、【実現したい未来】に掲げられている4つの項目すべてとリンクしています。そのなかでも私が特に共感するのが、「人々が行きかう、生き生きとしたまち」です。人口減少が進む現代において地域に鉄道を存続させるためには、鉄道利用を促進する施策が欠かせません。現代において、それを担うのがITです。ITを活用した「あの町に行ってみたいな」「鉄道で旅行をしてみたいな」という気持ちを醸し出す施策が活発化していくなかで、しっかりとしたセキュリティで施策を支えることが、私なりの貢献だと考えています。

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