再生可能エネルギーの活用
代替エネルギーの活用
太陽光発電・風力発電
従来からある機器のエネルギー効率を高めるだけでなく、自然エネルギーを活用したCO2削減にも取り組んでいます。これまでに、太陽光発電を網干総合車両所や摩耶駅、福井駅、大阪駅、和歌山支社ビル、和泉府中駅などに設置したほか、風力発電を湖西線近江舞子駅、大阪駅に導入しています。こうして得られた再生可能エネルギーは駅や区所の電源の一部として用いており、平成27年度の総電力は約9万kWhで、CO2約54トン分に相当する量を削減しました。
また、持続的発展が可能な社会の実現に貢献するため、山口県厚狭地区にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、平成27年3月より発電を開始しています。
- 発電規模 : 5,000kW(5MW)
- 発電電力量 : 約510万kWh/年(一般家庭の約1,020世帯相当)
- CO2削減量 : 約3,710トン/年

北陸本線福井駅での太陽光発電

湖西線近江舞子駅での風力発電

厚狭太陽光発電所

グループ会社でも再生可能エネルギーの活用に取り組んでいます(写真は西日本電気システム株式会社の太陽光発電システムの例)
大阪ステーションシティにおける環境への配慮
平成23年5月、大阪駅に新しい「まち」・大阪ステーションシティが誕生しました。
「人と環境にやさしい」をテーマに、できる限り環境に配慮した仕組みを取り入れています。
- 太陽光発電や風力発電を設置し、省エネ・創エネに取り組んでいます。
- 屋上の広場にはたくさんの緑を配置し、都市のヒートアイランド現象を緩和しています。
- ドーム下の広い空間には、霧状の水が蒸発する際の熱吸収を利用した細霧冷房を設置しています。
- エネルギーを集中して製造・供給する地域冷暖房を取り入れ、エネルギーの効率化を図っています。
- ドームに降り注いだ雨水を集め、中水としてトイレや植物への散水に利用します。
大阪ステーションシティの環境への取り組みが大阪市に認められ、CASBEE大阪でノースゲートビルディング・駅舎がSランク、サウスゲートビルディングがAランクを取得しています。
CASBEE(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)
建築環境総合性能評価システム(建築物の環境品質と環境負荷を評価するシステム)

大阪ステーションシティに関する詳細は、「大阪ステーションシティ」ホームページをご覧下さい。
マンション開発における環境への配慮
鉄道を中心とした快適な都市生活を提案する、ジェイアール西日本不動産開発株式会社では、交通アクセスで暮らしの付加価値を高めるとともに、省エネ・エコ仕様など上質なマンションクオリティを採用、豊かで快適な暮らしの提案を行っています。
「ジェイグラン岡本」では太陽光を集めて室内へ導き、エレベーターホールの補助照明として利用する「太陽光採光システム」や、地下熱を利用してエントランスホールへ適度に調温された空気を送る「パッシブ換気システム」など自然の恵みを取り入れた住まいを目指しています。

ジェイグラン岡本

太陽光採光システム概念図

パッシブ換気システム概念図