地域とともに進める環境保全の取り組み
環境コミュニケーション
地球環境保護の取り組みや、環境管理や省資源の取り組みだけでなく、「環境に優しい鉄道」を、多くの人に正しく理解していただくため、様々な取り組みを行っています。
びわ湖メッセへの出展
「びわ湖環境ビジネスメッセ2010(来場数約36,600人)では鉄道の環境優位性やJR西日本の環境保護の取り組みを紹介しました。(平成20年より継続出展)
保津川の環境整備活動
亀岡駅管区では、地元NPOと連携して保津川の環境整備活動に参加し駅コンコースを利用したパネル展でこれらの活動内容を紹介しています。
草津駅の取り組み(平成21年度JR西日本環境大賞受賞)
駅はお客様や社会に近い存在で、地域の一員であると考えています。草津駅では地元草津市と地球温暖化防止に関する協定を締結して「エコステーション草津」を宣言し、琵琶湖の環境保全活動など様々な取り組みを展開しています。
〈具体的な取り組み〉
社員の環境意識向上のため、まず「エコキャップ運動」に取り組み、1年間で約32万個を回収しました。ほかにも、駅の清掃等は、除草剤の使用を禁止する配慮を行うなど身近にできる取り組みからスタートしました。また、草津駅だけでなく、周辺の職場とともに、草津市・守山市の葦刈りや、外来魚駆除の活動に参加しています。
これらの環境保全活動の実績が評価され、平成22年3月に「第2回草津市地球温暖化防止大賞(企業部門)優秀賞」を受賞しました。

当初、他職場の普段接点のない社員に環境保全の大切さを理解してもらうのに苦労しました。しかし、根気よく続け、納得してもらい、自分自身の視野や人間関係が広がったと思います。今後、業務を進める上でもしっかりと人間関係を築いていけると実感しています。

社員の皆さんには、琵琶湖の環境保全活動等を通じて地域社会とのつながりと、その重要性を実感してほしいと考えています。
また、これらの活動に参加する時は、他系統の社員とも意見を出し合い協力し合うため、コミュニケーション拡大の機会としても効果を期待しています。

報告書やパンフレット
JR西日本の環境問題への取り組みを、子供向けにわかりやすくまとめた環境パンフレット「地球にやさしい電車たち」を制作し、梅小路蒸気機関車館、交通科学博物館などで配布しています

生物多様性への取り組み
西日本地域には、多種多様な生物が生息する豊かな自然があります。グループ会社を含めた社員が主体となってそうした自然環境を保全し、地域との共生を進めています。
カブトガニの保護活動
天然記念物であるカブトガニを守るために、笠岡市にある繁殖地の海岸の清掃活動が実施され、岡山支社の社員やOBが参加しました。
森林の保全活動
株式会社ジェイアール西日本金沢メンテックでは、地元石川県主催の「県民参加の森づくり」運動に参加し、森林の持つ水を育む機能や災害を防ぐ機能を維持するための森林保全活動を進めています。
水鳥の生息域の保護活動
米子支社では、コハクチョウの集団越冬地の中でも日本南限として知られる「米子水鳥公園」の生息域を保護するために、「米子地区環境問題を考える企業懇話会」(当社幹事会社)の主催する活動に企業ボランティアの方々と共に清掃活動に定期的に参加しています。
平成22年度は7月25日、9月26日に開催され、当社からは社員や家族など延べ142名が参加しました。