環境負荷/環境目標
事業活動による環境への負荷を少しでも減らすため、列車運行などに必要な電気や燃料などのエネルギー量や、メンテナンスなどにともない排出する廃棄物量を定量的に把握するように努めています。
「資源ごみ」とは、一般的にリサイクルが可能とされている、「ビン・缶・ペットボトル」「新聞・雑誌」を指します。
環境目標
平成20年5月に公表した「JR西日本グループ中期経営計画2008から2012」における重要課題の一つとして、地球環境保護に取り組むことを明確にしています。
また、中期経営計画では達成年度を平成24年度とした環境目標を設定するとともに、単年度でも進捗管理を行っています。
具体的な取り組み(中期経営計画にて策定)
- 省エネルギー、省資源活動の推進
- 地球環境保護に資する技術開発の推進
- 鉄道の環境における優位性のアピールと公共交通利用の促進
- 社員一人ひとりの身近な地球環境保護の取り組みの推進
平成24年度目標 | 平成21年度目標 | 平成21年度実績 | 平成22年度目標 | |
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省エネルギー車両比率 | 75% | 68.3% | 68.2% | 72% |
エネルギー消費原単位(平成7年度比) | ![]() |
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駅ごみ・列車ごみ(資源ごみ)のリサイクル率 | 85% | 85%以上 | 96.6% | 85%以上 |
鉄道資材発生品リサイクル率 | 90%以上 | 90%以上 | 95.3% | 90%以上 |
環境会計
環境保全活動に関わる投資・費用やそれにともなう効果を試算すると以下のとおりとなります。
分類 | 環境保全コスト (億円) |
主な取り組み内容及びその効果 | 環境保全活動に ともなう経済効果 (億円) |
|
---|---|---|---|---|
投資額 | 費用額 | |||
公害防止コスト | 9.6 | 5.2 |
|
なし |
地球環境保全コスト | 477.3 | 6.5 |
|
74.2 |
資源循環コスト | 9.3 | 75.0 |
|
7.1 |
管理活動コスト | なし | 1.2 |
|
なし |
研究開発コスト | なし | 3.5 |
|
なし |
社会活動コスト | なし | 0.1 |
|
なし |
環境補償対応コスト | なし | 36.0 |
|
なし |
分類項目などは「環境会計ガイドライン 2005年版」(環境省)を参考
<集計の考え方>
【環境保全コスト】
- 環境保全コストは把握可能なものを集計。
- 費用額に減価償却を含まない。
【主な取り組みの内容及びその効果】
- 効果については環境目標に定めた項目を中心に集計。
【環境保全対策にともなう経済効果】
- 地球環境保全活動においては、省エネルギー型車両や高効率型機器の導入に伴う電力・燃料費等の削減額を算出。(推計値)
- 資源循環活動については、事業活動により排出する廃棄物のうち、売却可能な有価物の売却額を計上。