

プロフェッショナル採用
施設(保線土木)
近畿統括本部 施設部 施設戦略 K.Hamatani 2007年 入社
Career Step
- 2007年京都支社 草津保線区 施設管理係
- 2017年出産・育児にともなう休職(2017年9月~2021年5月)
- 2024年近畿統括本部 施設部
担当する業務の規模が一気に拡大。
仕事を深掘りする楽しさを知る
保線区軌道管理担当に

入社以来、線路の点検・保守・修繕・交換を行う保線作業に携わってきました。当初担当していたのは、区間所属していた管理室が受け持つ東海道線篠原駅~瀬田駅間と、草津線石部駅~草津駅間です。しかし管理室の上位組織である保線区担当になったことで、草津保線区が管轄する全エリアを受け持つことになりました。北は北陸線米原駅~高月駅間、東西は東海道線米原駅~瀬田駅間、南は草津線柘植駅~草津間におよび、それまでとはまったく異なる広いエリアを見るようになったのです。求められる役割は、各管理室が行う保線業務をサポートすることや、草津保線区全体としての方針を考え、実行していくことです。各管理室が作成した保守計画に対し優先順位や抜本的対策等を管理室と共に検討し実際に施工につなげていきました。そのためには現場に足を運び、担当する管理室の方々から直接話を聞き状況を丁寧に分析することを心がけました。
この仕事を担当するまでは、自分の管理室のみの線路を補修することに対し楽しさを感じていました。ところが全エリアを受け持つようになってから、「それぞれの管理室の管理方法や保守に関する良い取組みを他の管理室と共有できないか?共有された事例を基に各線区の維持管理方法を検討してはどうか?」など、より長期的な視点で考えるようになりました。それにともなって、データや現場の見方も大きく変わりました。この経験を通じて、知っているつもりでいた仕事を深掘りし、本質を見極める楽しさを知ることができました。多くの人と協力し、意見を調整しながら物事を進める力がついたのもこの仕事のおかげです。

成長を支えたもの
各種研修など、会社の制度にはとても助けられました。また、これまでに一緒に働いたすべての仲間も、私を成長に導いてくれたかけがえのない存在です。現場で保線作業を担当していた頃、上司が聞かせてくれた「保線とは、ミリ単位の仕事をしているんだ」という言葉は今も強く心に残っています。鉄道という巨大なネットワークをミリ単位の精密さで支えているという、誇りや責任感を教えてもらえた言葉でした。

様変わりした職場で、発想を転換。
新たな姿勢で仕事と育児の両立に取り組む
育児休暇から復帰

2021年5月、約4年ぶりに育児休暇から復帰しました。以前と同じ草津保線区に戻ったとはいえ、その風景は大きく変わっていました。かつて若手だったメンバーが中堅として最前線で活躍する姿に、頼もしさと時の流れの速さを痛感しました。また、オフィスがフリーアドレスに変わり、「個人ごとの机」がなくなっていたことにも驚かされました。あまりの変化に少々戸惑いもありましたが、ふと「これは、会社を一歩引いた場所から見ていた『第三者』の視点を活かすチャンスかもしれない」と思い直しました。 これまでのやり方に固執せず、復帰者というフラットな目線と、限られた時間で働く親としての立場から、仕事の進め方を再構築しようと考えたのです。
特に意識を変えたのは、チームでの仕事の進め方です。 これまでは「会議までに自分一人で完璧な資料を作り上げなければ」と考えがちでした。もちろん、質の高い資料を作ることは大切です。 しかし、完成度を求めるあまり一人で仕事を抱え込んでしまうと、不測の事態が起きた際、チーム全体の業務に影響が出ることもあります。 そこで私は、「7割の完成度でもいいから、期日に持ち寄ろう」と呼びかけるようにしました。会議は「完成品の発表会」ではなく「成果を出すためのプロセス」だと捉え直したのです。 未完成であっても早めに共有し、チームで知恵を出し合って精度を上げていく。その方が、結果として手戻りもなくなり、全員がより良い成果を出せると気づきました。 思い切って意識を切り替えたことで、業務がスムーズに回るようになり、結果として仕事と育児の両立も軌道に乗せることができました。

私の地域への取り組み
在籍していた草津保線区では、エリア内を「SL北びわこ号」が走っていました。子どもたちが喜んでくれる姿を見ると、日頃の保線作業が地域のにぎわいの役に立っていると感じることができました。現場作業用の服装を着て駅やその周辺にいると、子どもが手を振ってくれ、声をかけてもらうこともあります。うれしいと同時に、「私たちは地域の皆さんに見られる仕事なんだ」と気持ちが引き締まる瞬間でもありました。

初めての間接部門。
自分のスタイルで働く楽しさと出会う
施設部へ異動

入社以来、担当業務や役割に変化はあったものの、一貫して現場で仕事をしてきました。それが大きく変わったのが、2024年の施設部への異動です。施設部では、社内ルールの改正や現場社員に対する教育、さらに鉄道会社を監督する行政機関・近畿運輸局との調整などを担当しています。現場から離れた仕事を担っていることから、施設部は「間接部門」と呼ばれています。異動前は具体的な業務内容や仕事のやりがいなどがうまく想像できず、不安が大きくありました。さらにこのときは、子どもが小学校に入学するタイミング。保育園に比べて朝の登校時間や放課後の預かり時間が難しくなるなど、仕事と育児との両立が難しくなる「小1の壁」と言われる時期だったため、さらに不安が募っていました。
しかし、実際に異動して働いてみると、驚きの連続でした。育児休暇を取っている男性社員がたくさんいるかと思えば、社外に設けられた「サテライト」と呼ばれるスペースで働く人もいます。もちろん、子育て中の女性社員もいます。「それぞれが働く場所や働くスタイルを選べる、こんな働き方もあるんだ。なんだかいいな。」と思い、私も実践してみることにしました。例えば子どもを学校に送り出したら、10時まで自宅でリモートワークで勤務。その後オフィスへ出向いて対面での打ち合わせを行い、その後は2時間ほどフレックス制度を活用し家事や用事を済ませるといった働き方です。慣れてくるととても効率的で、自分の暮らしに合わせて働けることをしました。異動して1年あまり、まだまだ仕事は初めて経験することばかりで、日々が学びの連続ですが、自分らしいスタイルで働けるという、これまでとは違った楽しさを感じながら前向きに取り組むことができています。

*掲載されている内容は取材当時のものです。

