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プロフェッショナル採用

施設(駅機械)

近畿統括本部 神戸機械区 施設管理係 M.Higashikawa 2021年 入社

Career Step

  1. 2021年大阪機械区 保全チーム 施設管理係
  2. 2025年神戸機械区 企画 施設管理係

世界初のフルスクリーンホームドアを導入。
人と人との対話が機械をより良くしていく

2023

うめきた駅開業

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2023年3月、うめきた駅が開業しました。このとき世界で初めて導入されたのが、「フルスクリーンホームドア」です。フルスクリーンホームドアとは、ホームと列車の間を全面的に仕切るタイプのドアで、安全性が非常に高いのが特徴です。 新設する駅に新しい技術を導入することもあり、事前の検討は念には念を入れて行いました。しかし、それでも想定外のことは起こってしまいます。ドアが想定外の動作をしてしまうことがあり、しばしば電車の運行に影響を与えてしまったのです。
このとき私は、フルスクリーンホームドアのメンテナンス担当として原因の解明と問題の解決に取り組みました。まず、ドアの動作を記録したログを分析し、原因を絞り込みました。現場にも足を運び、駅係員と実際のドアの動きを見ながら検証を行いました。調べていくと、機械的な要因だけでなく、ドアを操作する乗務員の認識違いによって生じるケースもあることがわかりました。そこで改めて機械の仕組みや操作方法を説明し、機械への理解を深めてもらうことで、正常なドアの動作へとつなげることができました。
この経験を通じて学んだのが、機械と向き合うだけでなく、人と人とが対話しながら機械を改良するという当社の取り組み姿勢です。私はそれまで、どちらかというと機械ばかりに目を向けていました。でもそれ以上に大切なのは、機械を実際に使う人の声に耳を傾けることや、機械の扱い方を丁寧に説明することなのです。対話のなかから原因を見つけ出し、対話を通じて改良内容や注意点を伝え納得してもらうというプロセスを、当社では何度も何度も繰り返します。その仕事スタイルを身に付けることができたとともに、日々の検修がどれだけ重要で、いかにお客様の安全につながっているかを理解することができました。

成長を支えたもの

「魂をもって仕事をしなさい」という上司の言葉です。私はこの言葉を、与えられた仕事をするだけでなく、自分でしっかりと考え、自分の意思をもって仕事をしなさいという意味で受け止めています。目の前の仕事を黙々とこなすのではなく、今の会社や社会の姿の一歩先を見ながら仕事をしなさいという意味でもあります。ホーム安全スクリーンの改良に取り組んだときは、しばしばこの言葉を思い出し、「自分には何ができる?何をすべき?」と考える原動力になりました。

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自らPDCAのサイクルを回し、
安全設備の精度を高めていく

2024

ホーム安全スクリーンを改良

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大阪機械区で機械保守を担当しているとき、ホーム安全スクリーンという設備が全社で初めて導入されました。この設備は、ホームからの転落や落下物などをセンサーで感知し、列車とお客様との接触防止に活用するものです。しかし導入当初は天候による過剰な検知が起こりがちで、列車の運行に影響を与えてしまうことがありました。もちろん、危険が疑われる場合は安全を優先し、列車を停車させることは間違った判断ではありません。とはいえ、機械の改良によって正常な列車の運行を提供できるなら、私たちが自ら動いて改善していくべきだと考えています。
当社では「技術課題プログラム」という取り組みが行われています。これは、業務上の課題を自分で見つけ、改善に挑戦しようというプログラムです。私はこのプログラムを利用し、ホーム安全スクリーンの改良に挑むことにしました。
改良にあたってはまず、誤作動が発生した状況を分析。原因を特定したうえで、解決策の仮説を立てました。そして、仮説に基づいて変更したアルゴリズムを用いて、実際に機械を動かしてみました。思い通りに動けば仮説の正しさが実証され、思い通りに動かなければ再び原因の探究と仮説の立案に戻るという作業を繰り返していきました。その結果、より良いアルゴリズムの開発に成功。現在では、各地のホーム安全スクリーンへの順次反映が進んでいます。
課題を自分で見つけ、PDCAのサイクルを回すというのは、まるで大学の研究のようです。実は私は、学生時代は「自分で考えて結論を出す」という行為が苦手でした。それが今回の経験で克服できました。それどころか、探究心や好奇心が刺激され、「次はここを工夫してみよう」「ここに手を加えればもっと良くなるかもしれない」など、どんどん自分で考えるようになりました。新しい技術の改良に貢献できて大きな達成感を味わえると同時に、チャレンジすることの大切さを学べた経験でした。

私の地域への取り組み

改札機や券売機など、駅に新しい機械を入れると、地域の方や駅を利用するお客様から「きれいになってうれしい」「ありがとう」と言っていただけます。地域の活性化のお役に立てたと、こちらもうれしくなる瞬間です。大阪機械区に所属していたときは、地域の保育園を訪問し、踏切の渡り方や列車への安全な乗り方などを説明するイベントに参加しました。子どもたちと触れ合えたことは楽しい思い出です。

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*掲載されている内容は取材当時のものです。