

プロフェッショナル採用
施設(建築)
金沢建築区 施設管理係 Y.Sakaguchi 2021年 入社
Career Step
- 2021年金沢支社 金沢建築区 施設管理係
営業中の駅で工事を実施。
「段取り力」を磨いて新幹線開業へ
敦賀駅西口改良工事

2024年3月16日、北陸新幹線が敦賀駅まで延伸されました。それに合わせて、在来線は第三セクター「ハピラインふくい」に移管され、敦賀駅には新たにハピラインふくい専用の窓口が作られることになりました。この時に思い出に残っているのは、窓口を新設するスペースを確保するために、既存の券売機やみどりの窓口を他の場所に移転するという工事の設計と監理を担当したことです。
それまでの私は駅をより使いやすくするための工事などを担当し、お客様に支障が無いよう、作業現場を離れた場所で工事を行っていました。ところが今回は、営業中の建物の中で行われる工事。工事に使える場所が限られているなどの制約が大きいうえ、券売機などお客様が利用される機械を止めるわけにもいきません。どの順番で作業を進め、工事期間中の仮設設備などをどのように配置するのかなど、細かな調整と綿密な計画が必要でした。
計画づくりでは、機械や電気など、工事にかかわる他部門の担当者と緊密なコミュニケーションを心がけ、情報共有や認識合わせを徹底しました。関係者全員で現地に足を運び、役割分担や工事手順の確認を何度も行いました。それでも想定外の事態は起こりましたが、日頃の連携のおかげもあって、素早く対応することができました。
そうして迎えた開業の日。新しい設備はスムーズに動き出してくれ、お客様を迎え入れてくれました。私も駅の案内係として開業に立ち会いました。記念すべき日を楽しんでくれているたくさんのお客様の笑顔を間近に見ることができ、胸がいっぱいになりました。他部門とコミュニケーションを図りながら工事の段取りを組み立てていくという、この工事で養われた力は、その後の仕事にも大いに役に立っています。

成長を支えたもの
建築士の資格を取ったことです。資格があると、担当できる仕事の幅が広がります。その結果、知識や経験の幅が広がり、さらに多彩な仕事にチャレンジできるようになりました。資格取得に際して、会社のさまざまな制度が役立ちました。スクールに通う日はフレックス制度が利用できましたし、スクールの授業料は会社からの支援がありました。会社に講師を招き、勤務時間内に開講されている資格対策講座も利用しました。

木造のオフィスを自身で設計。
建物全体への理解を深める
小浜保線管理室事務所新築

保線部門の社員が利用する事務所を新築することになり、私がその設計を担当しました。この事業には、当社にとっては珍しい点が2つありました。1つは木造建築物である点、もう1つは詳細設計を協力会社に依頼するのではなく、当社が直接手がける「直轄設計」である点です。
近年、木のぬくもりが見直され、住居やオフィスに活用する動きが広まっています。今回の事業もその流れを受けてのものでした。しかし、当社内には前例がほとんどなく、木造事務所で先行事例を持つJR他社に協力を仰ぎ、図面を見せてもらったり意見交換の場を設けてもらったりしました。また、国鉄時代に木造建築を扱ったことのある当社のベテラン社員からも話を聞かせてもらいました。
設計を行ううえでは、木の良さが生きるように工夫を凝らしました。天井の構造材をあえて見せることで、開放感あるつくりにしたこともその一例です。事務所を使用することになる社員とワークショップを開催し、この時に聞かせてもらった意見を取り入れながら設計を進められたことは今も心に残っています。その結果、フロア内の仕切りを減らした広々とした空間は、多くの社員の方々から好評をいただいています。
この事業を通して、構造、意匠、設備という建物全体の設計を初めて経験することができました。それぞれのつながりに理解が深まったおかげで、「保守しやすい設計」という、以前よりも踏み込んだ視点を身に付けることができました。

私の地域への取り組み
駅を改修する際、地域の特色を盛り込むようにしています。敦賀駅では通路の塗装のモチーフとして、街のシンボルの一つである赤れんが倉庫を用いました。今後予定されている七尾線の駅改修でも、街の魅力を反映した建物にしていきたいと考えています。当社の建築部門の仕事は、「建築を通して地域の活性化に貢献したい」と考えている人にぴったりです。地域の資産を守り、次世代に受け継ぐという仕事に、きっとやりがいをもって取り組むことができるはずです。

*掲載されている内容は取材当時のものです。

