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現場における研究開発

[施設] 和歌山機械区 簡易運行情報表示端末(Scomm.)の開発

現状の問題点

当社では、お客様満足度の向上の一つとして、地方ローカル線での列車運行情報提供サービスの充実を図るため、様々なシステムの開発に取り組んでいます。和歌山機械区では、平成24年3月から平成25年1月まで、デジタルフォトフレームを応用した列車運行情報提供サービスの試行を行いました。しかし、デジタルフォトフレームを応用したシステムでは、列車運行に遅れ等が発生した際に、管理駅等がwebサイトから運行情報を入力する必要があり、自駅の対応等でタイムリーな情報提供ができないという課題がありました。

改善内容・効果

<Scomm. 外観イメージ>

上記の問題点を克服するために列車運行情報を自動で取得し、表示する簡易運行情報表示端末(Scomm. 〜Smart communication tool〜)を開発しました。駅係員による作業もなくなり、正確な情報を提供可能になりました。

機能概要

当社のホームページに掲載されている運行情報サイトを定期的にアクセスし、運行情報を取得します。取得した運行情報はテキストデータとして保持し、前回取得したテキストデータと比較の上、変化があった場合のみ自動で更新を行うシステムとしました。

<運行情報表示機能概図>

(1) 運行情報自動配信
デジタルフォトフレームを応用したシステムにおいて最大の課題である手動配信を解決するため、列車運行情報を自動で取得し表示するシステムとしました。

(2) 稼働監視
遠隔地から端末の稼働状況の確認ができるようにしました。

(3) 自動復旧
地方ローカル線の場合、故障時の現地対応までに時間を要し、ダウンタイムが長時間になることから、端末自身が異常を検知し、自動復旧を可能とするシステムとしました。

(4) 低価格
地方ローカル線への設置を考慮し、可能な限り安価なシステムを構築しました。

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