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現場における研究開発

[電気]京都電力区 安全かつ効率的な懸垂がいしピン部検査器具「ブレンボー」の開発

<開発したブレンボー>

近年、懸垂がいしピン部の腐食、折損により架線垂下および地絡による輸送障害が発生し、懸垂がいしピン部の設備管理がより重要なものとなっています。しかし、従来の検査方法では高所作業であること、停電手配等の運転手続きが必要となること等、作業条件の制約が厳しく、膨大な数の懸垂がいし全てを検査するのに時間を要していました。

そこで、安全かつ効率的に懸垂がいしピン部の検査を行うための器具、「ブレンボー」の開発を行いました。

開発にあたっては、がいしがどの角度で取付けられていても、素早くアングルの固定やピント調整が可能なように工夫を行いました。また、伸縮可能な絶縁性能を有した操作棒を採用したことにより、高所作業を不用とし墜落・感電リスクの低減を図りました。さらに、夜間の線路閉鎖・停電手続きで行っていた検査を「ブレンボー」を活用することによって昼間に行えるようになり、作業にかかるコスト削減を実現しました。

<がいしへ固定した状態>

<がいし撮影イメージ>

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