地球温暖化防止:再生可能エネルギーの活用
代替エネルギーの活用
太陽光発電・風力発電
従来からある機器のエネルギー効率を高めるだけでなく、自然エネルギーを活用した、CO2削減にも取り組んでいます。これまでに、太陽光発電を網干総合車両所や北陸本線福井駅、大阪駅に設置したほか、平成20年に湖西線近江舞子駅に風力発電を導入しました。
こうして得られた再生可能エネルギーは駅や区所の電源の一部として用いられています。平成23年度の総電力は約20万kWh(キロワット時)でCO2約96トン分に相当する量を削減しました。また、大型の発電設備だけでなく、小型太陽電池も積極的に採用し、電源工事の難しい沿線の小型機器の電源として活用しています。
北陸本線福井駅での太陽光発電
湖西線近江舞子駅での風力発電
グループ会社でも再生可能エネルギーの活用に取り組んでいます(写真は西日本電気システム株式会社の太陽光発電システムの例)
大阪ステーションシティにおける環境への配慮
平成23年5月に開業した大阪ステーションシティでは、ノースゲートビルとサウスゲートビル(旧アクティ大阪)をつなぐドームやビル本体、ホームなどにできる限り環境に配慮した仕組みを取り入れています。
- 太陽光が当たりやすいホーム西側などの屋根に太陽光パネルを設置し、駅やビルの照明などの電力にあてているほか、小型風力発電と太陽光発電を組み合わせたハイブリッド発電照明も設置しています。
- ドーム下の広い空間には霧状の水が蒸発する際の熱の吸収を利用した装置、細霧冷房を設置しています。
- ドームに降り注いだ雨水を集め、中水としてトイレや植物への散水に利用します。
- エネルギーを集中して製造・供給する地域冷暖房を積極的に取り入れ、エネルギーの効率化を図ります。
- 低層棟の屋上の緑化に取り組みます。
- EVやハイブリッド車などエコタクシー専用の乗り場を整備しました。

大阪ステーションシティに関する詳細は、「大阪ステーションシティ」ホームページをご覧下さい。
マンション開発における環境への配慮
鉄道を中心とした快適な都市生活を提案する、ジェイアール西日本不動産開発株式会社では、交通アクセスで暮らしの付加価値を高めるとともに、省エネ・エコ仕様など上質なマンションクオリティを採用、豊かで快適な暮らしの提案を行っています。
「ジェイグラン岡本」では太陽光を集めて室内へ導き、エレベーターホールの補助照明として利用する「太陽光採光システム」や、地下熱を利用してエントランスホールへ適度に調温された空気を送る「パッシブ換気システム」など自然の恵みを取り入れた住まいを目指しています。

ジェイグラン岡本

太陽光採光システム概念図

パッシブ換気システム概念図