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2007年度 環境報告書

沿線環境保全に関する取り組み

JR西日本には住宅密集地を走る線区も数多くあり、騒音対策等の沿線環境保全は重要な取り組みです。国において定められた環境基準を達成するための取り組みを推進し、鉄道沿線の生活環境保全に配慮しています。

新幹線の環境対策

新幹線の騒音については、国において「新幹線鉄道騒音に係る環境基準」が定められています。JR西日本では、騒音低減のため、地上設備および車両の両面から対策を推進しています。

地上設備では、防音壁のかさ上げや吸音板の設置、レールの削正などを行なっています。車両では、車体の平滑化、低騒音パンタグラフの採用などを行ない、2007年に営業開始予定のN700系においてもさらなる環境との適合を目指しています。

これまでに、新幹線鉄道沿線の住宅密集度の高い地域から順次、騒音を75デジベル以下にする対策を行なってきています。

その他、地盤振動やトンネル微気圧波についても対策を推進し、沿線環境保全に努めています。


  • 新幹線防音壁・吸音板

  • レール削正車

  • トンネル緩衡工

在来線の環境対策

既設在来線については、環境基準は定められていませんが、JR西日本では、ロングレール化による継目の解消やレール削正などの軌道整備を行なうとともに、車両のモーターファンの低騒音化、車輪フラット対策などを行ない騒音・振動の低減に努めています。

新設や大規模改良については、1995年に「在来鉄道の新設または大規模改良に際しての騒音対策の指針」が国により制定されました。この指針に基づき、改良工事の計画段階から実施まで、さまざまな対策を行なっています。


弾性まくらぎ直結軌道

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