![比婆荒神神楽[ひばこうじん]は、中世から受け継ぐ農村の心](/company/info/issue/bsignal/05_vol_103/image/feature03_copy.gif) |
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門札に挿してある「迎え幣」。小当屋の屋敷の入り口に「大神事不浄輩出入不可矣」と書かれた門札が立てられ、それに挿してある「迎え幣」を取って神職や氏子の代表が祭場へと入っていく。大神楽のはじまりだ。 |
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(9)「猿田彦舞」榊の枝と扇子、刀で舞う「榊猿田」という古式の舞と、扇子、刀、長刀で舞う「長刀猿田」と呼ばれる曲芸的な要素の強い舞の2つがある。 |
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(10)「神迎え」七座神事の最後の神事舞で、荘厳な舞。 |
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(11)「土公神遊び」土公神の降臨を仰ぎ、吉凶禍福を占いその家の当主に告げる神事。 |
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広島県庄原市の東城町では、今でも中世からの古式に則り『比婆荒神神楽』が奉納される。 (写真は能舞の『八重垣の能』) |
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「八重垣の能」八岐大蛇から須佐之男命が櫛名田比売[くしなだひめ]を救い、二人はめでたく結ばれる。「国譲りの能」とともに代表的な能舞。 |
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「王子舞」五行舞ともいわれ、天地万物のすべては木、火、土、金、水の五つの要素から成り立っているという五行相生説の物語を語っていく。 |
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「竜押し」王子舞の後、神殿に飾ってあった8mにもなる藁の竜を、田に持ち出して押し合う。 |
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比婆荒神神楽保存会社中代表の横山邦和さん。「神楽を通じて神事や儀式や舞という“かたち”の伝統だけでなく、日本の農村や里人の心を残したい」と話す。 |
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