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地域と連携した環境保護と生物多様性の保全

環境コミュニケーション

「環境に優しい鉄道」を、多くの人に理解していただくため、駅構内や地域のイベント等で環境に関する展示会を行っています。平成23年度はのべ24箇所で展示し、地域の方々等に情報発信を行いました。

展示会の様子
(びわ湖環境ビジネスメッセ2011 平成23年10月開催)

報告書やパンフレット

JR西日本の環境問題への取り組みを、子供向けにわかりやすくまとめた環境パンフレット「地球にやさしい電車たち」を制作し、梅小路蒸気機関車館、交通科学博物館などで配布しています。

地球にやさしい電車たち

地球にやさしい電車たち(パンフレット)

JRグループ共同 環境教育テキストの制作

未来を担う子どもたちに、鉄道と環境の関わりを理解してもらうのは重要なことです。これまでは各社が独自に子ども向けパンフレットを制作することはありましたが、今回JRグループと財団法人経済広報センターが合同で小学生の環境教育に役立つようなテキストを制作しました。

環境教育テキスト

生物多様性保全の取り組み

当社の事業エリアには、多種多様な生物が生息する豊かな自然があります。事業活動と生物多様性の関わりを知るとともに、グループ会社を含めた社員が主体となって様々な生物が生息する自然環境を保全し、地域との共生を進めています。

当社の事業エリアには希少生物の生息地もあります。地域とともに生きる企業として沿線の自然を守ることは大切なことととらえ、社員やその家族、OBやグループ会社等と力をあわせて、環境保全活動を行っています。

平成23年度は、琵琶湖のヨシ刈りや大和川(大阪府)の清掃などを、地域と連携して実施(23件)しました。また、生物多様性と事業との関わりを把握するため、鉄道林の調査に着手しました。

また、平成23年度より、生物多様性保全の観点からの鉄道林の調査を試験的に実施していますが、今後は鉄道林をはじめ、事業と生物多様性との関わりを調査・把握していきます。

豊岡地区では、ホタル等の生物が生息しやすい環境の保全のために、側溝の清掃や、のり面等の除草を地元の方々と合同で実施しました。

大和川の清掃活動

「コウノトリ」の飛来 〜自然や地域との共生〜

豊岡地区で除草活動を行った地区では、平成24年2月に地域の方から『コウノトリが飛来した!』との知らせをいただきました。

地域のシンボルであり、特急の愛称名にもなっている「コウノトリ」が戻ってきたのはとてもうれしいことです。(特急名は「こうのとり」)

今後も地域に生息する生物に配慮し、地域と共生した取り組みをすすめてまいります。

線路近くの水路に姿を現したコウノトリ
(写真提供:上村雅規様)

考動エコ:絶滅危惧種「アユモドキ」の保護活動に参加

備前保線区 瀬戸保線管理室 柴田 裕次

地域の方々と連携して絶滅危惧種「アユモドキ」の保護活動の一環として、線路周辺の水路での雑草木除去を行っています。リサイクルなどの基本的な活動にとどまらず、地域の一員として、ふるさとの自然を守る活動に、今後も積極的に関わっていきます。

レールを支えるまくらぎは古くはほとんどが木製でしたが、PC(コンクリート)まくらぎの導入を進めています。耐久性が高く、安全性向上に寄与するだけでなく、原料木であるケンパスの使用抑制にもつながります。

PCまくらぎ

グループ会社の株式会社ジェイアール西日本フードサービスネットが運営する喫茶店「デリカフェ・エキスプレス」等では使用するコーヒー豆の一部に「レインフォレスト・アライアンス」認証の豆を使用しています。この認証を受ける農園には環境面・経済面・社会面での厳しい基準があり、生産者の労働環境・生活水準や生物多様性に配慮した商品をお客様に提供しています。

デリカフェ・エキスプレス
  • 鉄道は環境負荷の少ない輸送機関
  • 地球にやさしい電車たち
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