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総合職採用

事務・創造

経営戦略本部 経営戦略部 安井 武史 2011年 入社

Career Step

  1. 2011年新幹線管理本部 博多駅
  2. 2012年新幹線管理本部 福岡支社
  3. 2014年創造本部
  4. 2017年(株)ジェイアール西日本フードサービスネット 出向
  5. 2021年総合企画本部
  6. 2022年経営戦略本部 経営戦略部

駅ナカで展開している飲食店を
「駅ソト」に出店していく新事業に挑戦

(株)ジェイアール西日本フードサービスネット 出向

2017年にジェイアール西日本フードサービスネット(FSN)に出向しました。私に与えられたミッションは、これまで駅ナカで展開してきたカフェなどのJRグループ直営飲食店を「駅ソト」へ展開させていくという、社内では新しいチャレンジ。候補地の物件情報取得、出店交渉、条件協議、店舗の設計施工、内覧会といった、店舗開業までの一貫した業務に携わるわけですが、自社(JR)がスペースを持っている駅ナカとは違い、外に出るとなると出店する場所を探すところから始めなければなりません。また、ショッピングセンターや地下街、百貨店などの商業施設に出店するには、デベロッパーに直営ブランドの魅力を伝え、納得していただき、競合他社と比較された際にFSNを選んでいただかなくてはなりません。未経験なことも多く、大変なことの連続ですが、社内外の皆様から知恵を借りながら、年間5店舗出店というノルマを初年度よりクリアし、2019年9月には大丸心斎橋店様(デリチュース)、12月にはホワイティうめだ様(Drip-X-Cafe)への初出店も実現。「駅ソト」への出店を契機に、立地に応じて変化するターゲットに合わせてSNS映えを意識したメニューを開発したり、より特徴を明確にした店舗づくりをしたりと、店舗運営担当の皆様が今まで以上に試行錯誤しながら、積極的にチャレンジするようになり、直営店の中身が少しずつ進化していっていることも肌で感じています。こうした営みを継続し、ブランド力と運営力を高め、「わざわざ足を運んでいただく、目的地になるような飲食店」を増やしていくことが今後の目標です。そうしてお客様が求めていることを捉え、応えていくことが、魅力的な店舗づくりにつながり、最終的にはJRグループ連結での収益、利益拡大にもつながっていくと信じています。お客様を笑顔にする直営事業の成長が、私自身のやりがい、喜びにもなっています。

成長を支えたもの

これまでいくつかの部署で勤務してきましたが、各部署で上司をはじめとする周りの方々から、多くの気づきと学びの機会を与えていただきました。出向前にいた創造本部の上司は、私の良いところだけではなく悪いところも的確に指摘してくれたことがありがたく、今でも心がけて行動するようにしています。現在は、店舗開発や飲食店経営に関するずば抜けた経験値を持つ上司の下で働き、出向から3年経過した今でも新鮮で刺激的な毎日を送りながら、この機会に徹底的に吸収させていただいています。打開策を見出しながら議論して、できるだけ気持ちよく仕事を進めるためには、まずは相手の立場や考えを理解したうえで主張していくことの大切さにも気づかされ、社内はもちろん、さまざまな会社の方々と関わるようになった今、そのことの重要性を日々実感しています。

人気ケーキ店のM&Aを
「成功」させるために

(株)ジェイアール西日本フードサービスネット
出向(デリチュース)

FSNが2017年に子会社化した「デリチュース」は、大阪箕面に本店を構える、チーズケーキで有名な大人気のケーキ屋さんです。M&Aから2年経つ頃から、当社と連携した事業の企画立案に携わらせていただきました。まず意識したことは、デリチュースがこれまでに築き上げた「ポリシー」と「ブランドイメージ」を大切にし、「ファン」を裏切らないこと。そのうえで、当社ができることを見出し、お互いの事業にメリットを生むことをめざしていくことです。まず取り組んだのが、チーズケーキの製造を担う新店舗の建設で、2019年5月に箕面本店の近くに竣工。当初は別の場所に建設することを検討しましたが、オーナーシェフの目が行き届くようにとの配慮から、現在の位置に。通常、2年はかかるといわれるプロジェクトを企画立案から約1年で運用開始までこぎつけた背景には、設計施工を手がけたグループ会社をはじめ、本件のプロジェクトチームがすばらしい連携で取り組めたから。また、並行して進めていた大丸心斎橋店様への出店により、より多くのお客様にデリチュースの魅力をお伝えできるようになりました。M&Aといえば、一見ドライな事業拡大手段に思われますが、相手の考えを尊重し、お互いのメリットを前提に高め合っていくことで、事業を飛躍的に進化させられることを実感。それができるのも、FSNが直営事業を展開しているからこそだと気づきました。「駅」を中心にしたポテンシャルの高い空間で、さまざまな事業を展開できるところに魅力を感じて当社に入りましたが、今回のM&Aの事例はそうした既存事業とはまた違った角度から、JRグループの「新たな成長」を担える可能性を感じました。デリチュースで培った経験をもとに、今後も新しい事業に挑戦していければと思います。

私の地域への取り組み

「デリチュース」は地元の人気店として連日多くのお客様で賑わっています。特に、繁忙期には大行列ができるほどです。最大のピークであるクリスマスには私もスタッフとして応援にかけつけ、駐車場のご案内やお客様の誘導などをお手伝いさせていただきました。現場に足を運ぶことで地元のお客様の「生の声」に触れられるととともに、改めてブランドの「すごさ」を実感。その体験を通して、オーナーシェフが築いてこられたものを崩すことなく、FSNとデリチュースが適切な役割分担の中で、「共に成長していく」という想いを、改めて強くしました。