安倍文殊院のコスモスは、9月中旬頃から10月下旬頃までが見頃。写真はチョコレートコスモス。
安倍文殊院の金閣浮御堂を背景に、多種のコスモスが咲き誇り、穏やかな初秋を演出する。
【アクセス】万葉まほろば線「桜井駅」からバスで約7分、もしくは徒歩で約20分
「渡海文殊群像」。ご本尊の騎獅文殊菩薩像を中心に、四人の脇士が脇を護る。衆生の魔を祓い、知恵を授けるため、雲海を渡って説法の旅に出かける姿を表す。
(写真提供:安倍文殊院)
コスモスは、秋の訪れを代表する花。キク科の1年草で、近年では「秋桜[あきざくら]」とも呼ばれる。原産国はメキシコで「コスモス」とは宇宙のこと。「秩序」や「調和」を意味し、ヨーロッパにもたらされた時に、花びらが宇宙の星のように整然と並んでいるところから名づけられたという。花の色はピンク、オレンジ、黄、白、赤、黒(濃紫)などがあり、開花時期は種類によって異なるが、一般的には夏の終わりの8月末から、秋風が感じられる11月初旬頃まで。花言葉は「調和」「謙虚」「乙女の真心」など。
奈良県桜井市には、日本三文殊第一霊場の安倍文殊院が鎮座する。創建は645(大化元)年といわれ、平安時代の陰陽師[おんみょうじ] 安倍晴明[あべのせいめい]出生地の寺院と伝わる。ご本尊となる「騎獅文殊菩薩像[きしもんじゅぼさつぞう]」をはじめ、脇士[きょうじ]となる「善財童子像[ぜんざいどうじぞう]」などの五像からなる「渡海文殊群像[とかいもんじゅぐんぞう]」は、五像全てが国宝。
初秋頃には境内のコスモスが咲き始め、特設の迷路では数十種類のコスモスを愛でることができる。中には栽培の難しい「チョコレートコスモス」の植栽コーナーがあり、ほんのりとチョコレートの香りを放つ。気候も穏やかな秋の一日、国宝にお参りした後、コスモスの迷路では、家族で楽しむ姿も多くみられる。
























