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プロフェッショナル職採用

駅務

大阪支社 鶴橋駅 運輸管理係 土井 万梨子 2012年 入社

Career Step

  1. 2012年大阪支社 鶴橋駅 運輸管理係

上司や先輩方からの教えに加えて、
お客様の言葉からも
学びを得た新人の日々

大阪支社 鶴橋駅 運輸管理係

運輸管理係は、お客様のホームへのご案内や乗り越し精算などの改札業務を行うとともに、みどりの窓口での乗車券の発売業務を含めて、駅業務の全般を担います。
入社以来、私が勤務している鶴橋駅は私鉄の乗り継ぎなどがあることから、日々利用されるお客様の数が多く、安全・安心な運行を守ることを第一に業務に取り組んでいます。
新入社員の頃はすべてが初めてのことばかりで、何事に対しても自信がなく、不安でいっぱいでした。さらに、お客様にきっぷを間違って発売してしまい、情けなくなって泣いたこともあります。学生時代、旅行が好きで、「自分でもみどりの窓口で仕事がしたい」と考えていたものの、いざ仕事に取り組むと思うように活躍できない自分がいました。
そうした際、上司や先輩方から「一度のミスは仕方ない。しかし繰り返さないことが大切」とアドバイスされ、仕事の進め方やコツを丁寧に教えていただきました。各自の時間を割いてまで指導し、励ましていただいたことで、仕事を一つひとつ着実に覚え、徐々に自信を持つようになりました。
またある時は、先輩に付いて車いすのお客様の介助を行いました。鶴橋駅をよく利用される方で、「新人の駅員さんですか? 最初は緊張すると思うけど、頑張って」と声をかけていただきました。数か月後、今度は私一人でそのお客様の介助のお手伝いをさせていただく機会があり、その際に「土井さんがしっかり手配してくれたから、安心して電車を利用できました」というお言葉をいただいたことが印象に残っています。上司や先輩に加えて、お客様からも励ましていただいたことで、いつでも安心して駅をご利用していただけるように、一日も早く確実に仕事を覚え、成長していきたいと思いました。
このように新人の頃を振り返ってみると、駅業務は学びの機会に恵まれていました。最初は目先の仕事をこなすことに精一杯だったものの、先輩や上司の方々に学んだことで、気持ちにゆとりが生まれました。そして、自分自身が駅を利用する乗客だとしたら、どう思うかというように、お客様の立場で接客サービスを考えるようになっていったのです。また、一年ごとに目標を持って、自身の成長をめざすことができた点でも、恵まれた環境だったと思います。

成長を支えたもの

入社3年目の頃、同期が乗務員などになり、新しいステージへどんどん進んでいく中、自分はどう進むべきか悩んだ時期があります。その際、当時の駅長から「土井さんは鶴橋駅のリーダーをめざして、鶴橋駅管区がさらに良くなることは何かを考えて、仕事に取り組んでほしい」とアドバイスをいただきました。
加えて、先輩方から、サービスの向上などをめざした小集団活動や業務研究活動に誘っていただき、一緒に活動をする機会を得ました。すると、運輸管理係として日常業務以外にまだ多くの取り組むべき課題があり、成長に向けた可能性があると気付くことができたのです。視野を広げて考えることの大切さを学んだことで、自分がめざすべき道がはっきり見えてきたとともに、仕事に対するモチベーションが上がりました。

駅業務で培った経験を活かすとともに、
各種研修で得た広い視野から
鉄道サービスのこれからを追求していきたい

大阪支社 鶴橋駅 運輸管理係

駅業務は、決められた規定のもとで責務を確実に果たす必要があります。しかし、だからと言って日々同じ仕事の繰り返しではありません。サービスの向上や安全・安心の運行に向けて、新たな挑戦に取り組む必要があるとともに、そこに自らの成長に向けた可能性があるといえます。
駅長から「鶴橋駅のリーダーをめざせ」とアドバイスをいただいた後、若手社員と一緒になって業務研究活動に取り組むようになりました。新人の頃、きっぷの誤発売をした苦い経験から、「どうしたら誤発売をゼロにできるか?」などのテーマに、業務フローの見直しなどを進めたのです。こうした取り組みの成果は社内で発表する機会を得て、表彰されたことで、みんなで喜びを分かち合いました。
また、小集団活動では、社内資格である「駅営業実務認定試験」に駅のメンバー全員で挑戦したのです。この試験は駅業務に関わる専門知識が問われるだけでなく、乗車券を発券する端末である「マルス」の操作の正確さやスピードなども問われる難しいものです。駅の後輩と共に試験対策の勉強を継続したことで、私自身も含めて各ランクの合格者が相次ぐようになりました。
さらに、駅の業務を経験する中で、鶴橋駅だけでなく、さらにはJR西日本全体の業務について学び、広い視野を持ちたいと考えるようになったのです。そこで、将来のマネジメント業務を見すえて必要な知識を学ぶことができる「ネクストステップ研修」を受講することとなりました。この研修は1カ月にわたって泊まり込みで行うものです。受講した結果、論理的な思考や、さまざまな視点から課題解決をする力を学ぶことができました。
加えて、研修を通じて、それまでつながりのなかった部署の社員と知り合い、お互いの仕事について理解する機会を得たのです。そして、安全を最優先とする会社を全社員で築いていくことの大切さを改めて認識しました。
今後は、駅業務の経験を活かしてより良い駅づくりに携わる仕事がしたいという目標を持っています。お客様にとっては安全・安心で、いつも快適に利用していただける駅をめざす一方、社員にとっては働きやすく、仕事のやりがいを実感できる駅を追求していきたいのです。さらに将来の夢は、駅長となって使命を果たすことです。入社前、鶴橋駅では女性の駅長が活躍されていると聞き、この会社への入社をめざしました。また、入社間もない頃から、理想や目標となる上司・先輩に恵まれたことから、私も理想の姿に近づけるようになりたいと考えています。

私の地域への取り組み

駅は地域の皆様が日々利用される施設であることから、それぞれの運輸管理係が地域社会とのつながりを大切にした活動を展開しています。その中で、月に一回程度、大阪環状線の各駅から若手社員が集まって、安全運行などに向けた業務の取り組みや、地域に役立つ行事などについて話し合う場を設けています。
たとえば、駅ホームにおけるお客様の転落事故を防止するための活動について報告したり、地域での清掃活動や区民祭りへの協力について話し合ったりなど、さまざまなテーマに関して互いにアイデアを出し合い、情報の共有に努めています。今年の冬は「大阪環状線で働く社員から受験生を応援しよう」と、社員がデザインと製作を手がけた合格祈願の缶バッジを配布しました。