標高3003メートルの雄山山頂に建つ、雄山神社峰本社。多くの登山客が参拝に訪れ、山頂からは壮大な景色が楽しめる。

富山県中新川郡立山町 立山ひょうたん たてやまひょうたん

 3000メートル級の雪山が連なる立山連峰は、雄大なパノラマに、貴重な高山植物などを楽しむことができ、多くの人々が登山に訪れる。その中心である立山は、雄山(おやま)・大汝山(おおなんじやま)・富士ノ折立(ふじのおりたて)という3つの峰の総称で、古くから信仰を集めてきた霊山だ。地元では男子が16歳になると立山登山をするという成人登山の習わしがあり、山頂の雄山神社に御神酒を詰めたひょうたんを供えていた。立山観光のお土産として人気の「立山ひょうたん」はこの習わしが由来となっており、今も立山登山の象徴となっている。

 ひょうたんは、世界最古の栽培植物の一つで、古くから縁起物として親しまれてきた。ひょうたんの中に種を保存すると長持ちすることから「必ず芽が出る」「子孫繁栄」のたとえにされ、水に沈まないことから「不沈の御守り(水の神様)」ともされる。「立山ひょうたん」も開運を招く縁起物として親しまれている。

立山ひょうたん

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