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プロフェッショナル職採用

駅務

金沢支社 営業課 天木 雄介 2009年 入社

Career Step

  1. 2009年金沢支社 金沢駅 運輸管理係
  2. 2010年金沢支社 富山地域鉄道部/高岡駅 管理係
  3. 2013年金沢支社 営業課(駅業務管理)
  4. 2015年金沢支社 営業課(駅運転統括チーム金沢)
  5. 2016年金沢支社 営業課(駅業務管理)

北陸新幹線金沢開業に携わる。
巨大プロジェクトで得た自信が心の支えに

金沢支社 営業課(駅業務管理)

入社から4年間、駅員としての業務や操車業務を担当していた私は、社内の公募制度を使って支社へ異動しました。そして迎えた2014年、翌年に控えた北陸新幹線金沢開業に向けて、駅の業務に関する準備などを担当することになりました。新幹線の開業に伴って、在来線の一部は第三セクターが運営する別会社に移管されます。すると例えば、忘れ物の保管や返却も、それまでとは異なった手続きが必要になります。これまで使用していた各種の帳票類も当社で回収する必要があります。これらの準備が漏れ落ちなく整ってはじめて、新幹線が滞りなく走り始めるのです。準備には社内外でたくさんの人が関わります。ときには意見が食い違うこともあり、調整が重要な仕事になりました。そこで心がけたのが、しっかりと相手の声に耳を傾け、思いを受け止めることです。十分に話を聞くことで、より良い着地点を見つけることができました。たとえ一方が大幅に譲歩するとしても、納得したうえで気持ちよく仕事を進めていくことができる。そんな調整能力を身につけることができました。2015年3月14日、北陸新幹線は開業しました。限られた時間のなかで多くの業務を担当し、ゴールへとたどり着けたことは大きな自信になり、今も心の支えになっています。

成長を支えたもの

「ネクストステップ」という社内制度は、私の成長を大きく後押ししてくれました。この制度は、マネジメント業務に就くためのひとつのルートで、希望する職種へ立候補できるものです。制度を利用するには、社内での通信教育で学んだり所定の等級以上になったりと、定められた条件を満たす必要があります。私は入社時からこの制度を目標としており、2013年、営業課への配属の際に制度を利用することができました。また、今の私があるのは、先輩や上司など、人に恵まれたおかげだと思います。実務面から仕事に対する考え方まで、基本からしっかりと教えていただけたことが、今につながっているように思います。

皇族方のご訪問で警備計画を立案。
大型事業を指揮する力を磨く

金沢支社 営業課(駅業務管理)

2017年5月27日に新高岡駅へ天皇・皇后陛下がご訪問される行幸啓がありました。さらに6月9日には金沢駅で皇太子殿下をお迎えする行啓がありました。ご皇族方をお迎えすることは、当社にとっても地域にとっても大変な名誉です。そして同時に、責任は重大。ましてこの時のように、立て続けにお迎えすることはまれで、当社としては念には念を入れた準備が必要でした。この大イベントに当たって、私は駅の警備計画立案を担当することになりました。ホームや駅構内のどこに、何人の当社職員を配置することで安全を確保するのかといった人員配置や、一般のお客様はどこまで入ることができ、どこからは入場を規制するのかといった計画を担当したのです。責任の重大さに、「本当にやれるのだろうか」と不安になったことも一度や二度ではありません。そんな私を支えてくれたのが、当社が長い歴史で培ってきた行幸啓・行啓のノウハウです。また、担当業務や所属部署を超えて「無事にお迎えしたい」という、当社職員の一致団結した思いです。それらのおかげで、行幸啓・行啓はつつがなく終了。多くの地元の方が集まり、感激の表情で天皇・皇后両陛下や皇太子殿下をお出迎えしていた様子は忘れることができません。この経験を通して、「みんなが力を合わせたら難しい仕事もやりきれるんだ。自分には大勢のチームを指揮することができるんだ」という自信を得られたことは、その後の仕事への原動力にもなっています。

私の地域への取り組み

金沢支社の担当エリアである富山市八尾地区では、毎年9月に、「越中八尾・おわら風の盆」という全国的な人気を誇るお祭りがあります。多くの観光客が訪れるこのお祭りに際して、金沢支社でも毎年約40人/日の社員を派遣。警備を担当し、地域の伝統行事を安全で快適に楽しんでもらうための活動を行っています。私が現在担当している駅業務管理という仕事は、職員が働きやすい駅にするための人やモノなどの配置を考える仕事です。この仕事の結果として、地域の皆さんに快適に駅を利用してもらうことを目指しています。仕事の質をさらに高め、快適な駅を実現することが、地域に対する重要な取り組みだと考えています。