社長メッセージ

変わらぬ決意

鉄道を基幹事業とする当社グループにとって、「安全」はあらゆるサービス、商品の根幹です。
2005年4月25日に福知山線列車事故という極めて重大な事故を惹き起こしたという事実、また、2017年12月には山陽新幹線における重大インシデントなど、事故発生のリスクを予見して事故を防ぐ対策を講じることができていなかったことについて、その責任の重さを痛切に感じています。これまで、安全最優先の取り組みとして、リスク管理の強化や全員参加型の安全管理を進めるとともに、ホームの安全対策として、ホーム柵の設置や激甚化する気象災害対策などに使命感を持って取り組んできましたが、加えて安全を確認できない時や危ないと感じた時には「迷わず列車を止める」という安全意識の徹底や台車の異常を検知するセンサー類の整備などの取り組みを進めています。
「福知山線列車事故のような事故を二度と発生させない」これは、当社グループのすべての事業の原点です。あらためて「お客様のかけがえのない尊いお命をお預かりしている」という責任を自覚し、「安全の確保こそ最大の使命である」との決意のもと、ソフト、ハード両面から安全性向上に取り組んでいきます。

継続と進化で、めざす未来へ

将来を見据えると、人口減少に伴う市場の縮小や労働力の減少等、社会構造の変化という面では、当社グループを取り巻く経営環境は大変厳しい状況にあります。
そのような中、鉄道事業と創造事業が連携し、地域と一体で広域観光エリアを創出する「せとうちパレットプロジェクト」のスタートをはじめ、おおさか東線北区間や新駅の開業による鉄道ネットワークの充実、新たなブランドを含めた複数ホテルの開業、ルクア大阪の大規模リニューアル、まちづくりの一翼を担うビエラシリーズの開業等、鉄道と相乗効果を発揮するさまざまな事業展開に取り組んだ結果、地域に新しい活力が生まれています。加えて、2025年には大阪での国際博覧会の開催が決定し、海外から日本にお越しになるお客様は益々増加が見込まれるほか、北陸新幹線のさらなる延伸、うめきた(大阪)地下駅開業等の大規模なプロジェクトが複数進行しており、私たちの取り組みを通じて、社会、経済の発展に貢献し得る機会も数多く存在しています。今後も、鉄道を基軸に社会インフラを担う企業グループとして、社会、経済の発展に貢献するためには、私たちの強みである地域の皆様と連携する力、グループ一体で施策を展開する力を磨き続けるとともに、現状に満足することなく、めざす未来からの視点に立ち挑戦し続けることで、私たちが生み出す事業の価値をさらに高め、非連続な成長に向けて進化していきます。

めざす未来〜ありたい姿を実現する主役は一人ひとりの社員

私たちJR西日本グループ発足から30周年を迎えることができ、次なる30年に向け、新たなスタートを切っています。基幹事業である鉄道の安全性向上を支え、グループ一体となって非連続な成長を遂げていく主役、原動力は、一人ひとりの社員=「人財」にほかなりません。人財が育つことで企業が成長し、企業が成長することで人財が育つという好循環を生み出していきます。
鉄道という社会インフラを担い、地域に根差した事業運営を通して「人々が出会い、笑顔が生まれる、安全で豊かな社会」を実現するという、次なる30年に向けたJR西日本グループの社会的使命に共感いただける方、その志をお持ちの方の挑戦を心からお待ちしています。
私たちと一緒に「めざす未来」を実現しましょう。