ほっこり、湯ったり 温泉探訪

岡山県苫田郡鏡野町

【アクセス】津山駅からバスで停留所「奥津温泉」まで約1時間。

奥津温泉

 岡山県と鳥取県の県境、中国山地の山懐にある「奥津温泉」は、「美作三湯」の一つとして知られる。

 開湯は江戸時代。津山藩初代藩主・森忠政が愛でた湯治場として、村人や旅人の利用を禁じ、鍵をかけたことから「鍵湯」とも呼ばれていた。

 そんな奥津温泉の風習に、「足踏み洗濯」がある。姉さん被りにタスキ掛けの女性が足先で洗う別名「洗濯ダンス」は、熊や狼を見張りながら温泉で洗濯していたかつての名残だ。現在も奥津橋のたもとで、3月上旬〜12月中旬の休日に行われている。

 1998(平成10)年には日帰り温泉の「花美人の里」がオープン。漂白成分の豊かな湯は「美人の湯」で知られ、その美肌効果から大手化粧品メーカーの化粧水の原料にも使われている。泉質はアルカリ性単純温泉。胃腸病、神経痛、疲労回復などに効能がある。

※改修工事のため、2/13(火)〜 3/30(金)まで臨時休業。
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