
【アクセス】亀岡駅からバスで、「湯の花温泉」停留所まで約25分。タクシーで約15分。
京都市の西隣、亀岡の中心部から西に約7km離れた静かな山あいの湯の花温泉は、「京の奥座敷」で知られる温泉郷だ。文献によれば、この地には関所が設けられ、戦国武将が湯治に利用していたという。その後、温泉地としての歴史は途絶えるが、1955(昭和30)年に3軒の旅館が温泉を引き込み、「湯の花温泉」を再興した。
泉質は単純弱放射能泉(天然ラジウム温泉)で神経痛や冷え性、疲労回復などに良いとされる。現在、温泉旅館は6軒あり、とくに京都観光の宿として海外からの観光客も大勢訪れる。
温泉街には家庭でも温泉気分を楽しめるようにと、温泉スタンドが設置され、各旅館が販売する専用コイン(1枚100円)で200ℓの温泉水を持ち帰ることができる。