Blue Signal
January 2007 vol.110 
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うたびとの歳時記
鉄道に生きる
花に会う緑を巡る
花に会う 緑を巡る 真冬に輝く、幻想的な白い花 (奈良県御所市) イメージ
冬、雪山の木々の枝に、まるで花が咲いたかのように樹氷・霧氷が輝くことがある。霧氷は過冷却した霧や雲が樹木に吹きつけたときにできる氷や霜の総称で、樹氷はその中でも、気温が氷点下5度以下のときにできる白色の不透明な氷のことをいう。

ツツジやススキの名所として知られる葛城山は、樹氷や霧氷が楽しめることでも名高い。1月下旬から2月にかけて、早朝の気温が氷点下まで下がった日には、山頂付近のブナなどの樹木に美しい氷の花が咲き、山上とロープウェイを結ぶ遊歩道には樹氷のトンネルがつくられ、幻想的な世界を創り出す。太陽の光を浴びてキラキラと輝く冬の花を求めて冬の葛城山には多くの人が訪れる。
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