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May 2006 vol.106
「山越えて 遠津の浜の 岩つつじ わが来るまでに 含みてあり待て」と、万葉歌人が私が帰るまではつぼみのままで待って欲しいと詠んだように、古くから日本人に愛されているツツジ。その語源は、花が次々と連なって咲く「つづき咲き」から、あるいは筒状の花にちなんだなど諸説がある。
ツツジの名所として知られる場所は各地にあるが、鳥取県の西南部に位置する日野町の滝山[たきさん]公園もその一つ。ここでは毎年約3万本のダイセンミツバツツジが咲き誇り、「ツツジまつり」が開かれる4月下旬から5月上旬には、遅咲きの八重桜とともに峡谷全体を赤紫色に染める。