撮影実績

撮影レポート

ドラマNHK総合「妻たちの新幹線」

NHK総合「妻たちの新幹線」

出演者 中村雅俊(島秀雄)、南 果歩(島豊子)、溝端淳平(島隆)、真野恵里菜(島久美子)、藤井美菜(島多代)、田辺誠一(石澤應彦)、加賀まりこ(十河キク)、伊東四朗(十河信二) ほか
放映日 2014年10月25日
撮影日 2014年6月11日、12日、18日
撮影場所 博多総合車両所、梅小路蒸気機関車館

内容

新幹線をつくった男と呼ばれる島秀雄。島を技師長に選んだ第4代国鉄総裁、十河(そごう)信二。この二人なくして「新幹線」は実現できなかったと言われています。そして、この二人の男には、陰で支える妻や家族がいました。戦後の高度経済成長に向け、新幹線開発に挑む鉄道マンを熱く描きながら、“鉄道技術に生きた家族”の絆を浮き彫りにする感動の物語です。

撮影場所・内容

Point1

博多総合車両所

鴨宮モデル線区での試作車の完成披露試運転が行われるシーン、試乗会が行われるシーン、開発中に車庫内で島秀雄(中村雅俊さん)と島隆(溝端淳平さん)、石澤應彦(田辺誠一さん)が話をするシーンなどを、博多総合車両所に留置してある0系新幹線を使って撮影しました。

当時の試作車を再現するために、撮影に向けてグループ会社の協力のもと、0系新幹線の排障器の取り外しや、スカート部分、運転台部分の塗装など事前に車両整備を行いました。それ以外にも、美術スタッフさんが前照灯の大きさを変更したり、プレートを取り付けたりと細部にまで手を加えられています。

試作車の公式運転シーンでは、自走することの出来ない0系新幹線にディーゼル機関車を連結させ、後ろから押す形で実際に動かしました。前照灯と前頭部分に明かりが付き、試作車が走り始める様子は、側で見ている私たちもとても感動しました。

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    完成披露試運転シーンのリハーサル中

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    合成用のグリーンバックを設置

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    試乗会シーン用に簡易ホームを設置

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    鴨宮モデル線区車庫内のシーン準備中

Point2

梅小路運転区

梅小路運転区では、国鉄の広島の工場で作業をする隆が、工場長(福寿淳さん)から新幹線のチームに配属になったと知らせを受けるシーンや、蒸気機関車のメンテナンスをしている隆のところへ秀雄が訪れるシーンなどを撮影しました。

エキストラさんたちは、当時の作業服に着替え、撮影前には顔や靴を撮影用に黒く汚し本番に挑まれました。また、埃っぽさを出すために、カメラがまわる前には、スモークをたいています。この埃っぽさが入るとぐっと現場が引き締まって見えたのが印象的でした。今回エキストラさんたちが使用している作業道具は、リアリティを出すために、実際に梅小路運転区で使用しているものを使っています。

撮影日は、ヘッドマークとスチーム号客車を取り外したD51形200号機が走行しました。

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    梅小路運転区での工場シーン

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    機関車のメンテナンスシーン準備中

編集後記

撮影に対応した0系新幹線は、車両所のファミリーイベントなどで一般のお客様にもご覧いただいています。

また、梅小路蒸気機関車館では、スチーム号として走るSLに乗車することができます。今回の撮影に使用された機関車も実際に走っていますので、ぜひご来館くださいね。

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