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撮影レポート

ドラマテレビ東京「新幹線をつくった男たちー夢よ、もっと速くー」

出演者 松本 幸四郎(島 秀雄)、三國 連太郎(十河 信二)、高橋 恵子(島 豊子)、加藤 治子(十河 キク)、林 隆三(大石 重成)ほか
放送日 2004年11月3日(水)
撮影日 2004年6月22〜24日、2004年7月28〜31日

撮影場所・内容

Point1

博多総合車両所

2004.06.22 撮影

試験最高速度256km/hを達成した試験列車内に設置してあった「台車の蛇行動」を映し出すモニター画面。実は、この映像、当社が保有する新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」の床下に2台のCCDカメラを取り付けて撮影したものなんです。この取り付け作業がこの日、博多総合車両所で行われました。

Point2

ドクターイエロー車内

2004.06.23 撮影

この日は、前日取り付けたCCDカメラの映像を、ビデオを回しっぱなしにして撮影。この日のドクターイエローの運行時間はなんと12時間。博多総合車両所を9時18分に出発し、姫路駅で折り返し。途中岡山、広島の車両基地を経て、博多に戻ったのが21時27分でした。
このほか、運転席で当社の運転士が国鉄制服を着用して運転する横で、運転主任役の俳優さんが運転を見守るようすなどを撮影しました。

Point3

鞍手基地

2004.06.24 撮影

撮影は、小倉と博多の間の鞍手というところにある保守基地で行いました。このドラマで重要な役割を果たす0系新幹線。しかし現在、当社では保有する0系新幹線は順次塗色をグリーン基調に変更しています。このドラマで必要な白いボディーに青いラインの0系は、撮影時点で4編成しか走行していませんでした。その走行シーンを撮影するのに朝の6時から夕方18時まで粘ってもチャンスは6回。しかし天気は雨、雨、雨・・・。非常につらいロケになりました。

Point4

交通科学博物館

2004.07.28 撮影

このドラマのクライマックスは、試験最高速度256km/hを記録したシーン。大阪環状線弁天町にある交通科学博物館に展示してある0系新幹線の運転席を利用して撮影が行われました。スピードメーターがどんどん上がっていくようすや256km/hを達成するようすを撮影するため、速度ランプが点灯するよう簡易な工事を施した運転台に運転士役の方が着席。監督の「よーい、スタート」の掛け声でノッチ(速度操作棒)を扱う俳優の動きに合わせ、私たちJRスタッフが点灯するランプの動きを操作して、撮影が行われました。
狭く蒸し風呂のような運転席の中で、カメラに写らないように小さくなって速度ランプを移動させるボタンやダイヤルを操作しました。オンエアでそのシーンがドラマで大写しになったときは、思わずガッツポーズが出てしまいました。

Point5

新下関新幹線乗務員訓練センター

2004.07.29 撮影

灼熱の太陽の中、実際に訓練用の0系新幹線を動かしながら撮影が行われました。撮影隊の指示により出発・停車を繰り返す撮影が続きました。
また、「十河総裁の遺骨を見送る国鉄社員」の撮影を新下関駅のホームで行いましたが、私たちJRスタッフがその国鉄社員役をさせていただき、7人のJRマンが国鉄制服に着替えホームにズラッと。お客様から「なんだろう、この人たち・・・」と冷ややかな目線をいただきつつ、「敬礼」のまま5分間、せいいっぱい演技(?)をさせていただきました。
さらに、訓練センターでは、屋外の試験本部テントも建てられ、最終試験前の緊張に満ちた技術者たちのようすを撮影しました。

Point6

ドクターイエロー車内

2004.07.31 撮影

撮影最終日は、ドクターイエロー車内の2回目の撮影。試験列車が256km/hを達成するまでを克明に記したクライマックスシーン。技術者たちの緊張感がひしひしと伝わってくるようなシーンの撮影でした。
この日で当社関連のロケは終了。全6日にわたるロケを終えた私たちJRスタッフは、みんな燃え尽き症候群にかかってしまい、その後2〜3日は別の仕事が手につきませんでした。

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