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プロフェッショナル職採用

施設

近畿統括本部 施設課 網野 雅也 2010年 入社

Career Step

  1. 2010年近畿統括本部 大阪機械区
  2. 2011年(株)JR西日本テクシア 出向
  3. 2012年近畿統括本部 大阪機械区
  4. 2020年近畿統括本部 施設課

機械の設置工事も保守も同様に大切であり、
お客様に対するサービスの向上に
直結する仕事であることを学ぶ機会に

近畿統括本部 大阪機械区

入社当初、大阪機械区にて工事の発注や保守業務の管理などに携わりました。扱う機械は券売機や自動改札機、エレベーター、エスカレーターなど、駅業務に欠かせないものばかりです。工事や機械の点検を実際に行うグループ会社や協力会社の方々と共に、一つひとつの業務を確実に行うことを心がけました。設置工事では現場に立ち会うことから、完成時には仕事の達成感があったのに加えて、機械を稼動させる駅社員の方々からお褒めの声をかけていただき、やりがいのある仕事となりました。
技術者の立場としては、新しい機械を設置する仕事にやりがいを感じがちです。しかし、設置後の保守もまた重要であるのは言うまでもありません。機械によっては何十年にわたって使用されるため、長期にわたって計画的に保守を行うことが欠かせないのです。ある先輩社員からは、「機械の保守管理はお客様に対するサービスに直結している。的確な保守がないと鉄道事業は成り立たない。新設の工事も重要だが、保守もまた鉄道が存続する限り、継続しなければならない大切な仕事だと知ってほしい」との話を聞き、保守管理における安全や品質、工程管理の重要性を知るとともに、この仕事を究め、現場を支えられる存在になりたいと考えるようになりました。
保守管理の業務では、機械が故障してから対応するのではお客様にご迷惑がかかります。そのため、定期的な点検を通じて故障の兆候をいち早く見つけ出し、故障が発生する前に対処することが重要です。入社1年目で、こうした予防保全の大切さを知る機会をいただき、自ら勉強に取り組むことができたのは貴重な経験でした。
また、工事や保守管理の仕事で駅業務の現場で出向くと、さまざまな課題が見えてきます。機械を設置して守るだけでなく、お客様により便利に利用していただくという視点が重要なのです。実際に、ある駅で自動改札機の点検業務に立ち会った際、乗車券やICカードの取り扱いを間違われるお客様が少なくないことに気づき、社内で検討した結果、改札口にスピーカーを設置して、注意を促すアナウンスを行いました。機械の業務はあくまでお客様の立場で企画し、設置するとともに、より便利に利用していただける環境を整えることが大切だと気づくきっかけとなりました。

成長を支えたもの

私が担当している駅機械システム系統は、券売機や改札機などお客様が利用される機械設備の設置や保守管理を行う、いわば縁の下の力持ちのような存在です。一見、目立たない分野のようですが、機械の設置や保守の際、お客様との接点が多い業務だと思います。時にはお客様からお褒めの言葉をいただくことがあり、それが仕事の達成感につながっています。お客様からの一声一声が仕事のモチベーションであり、成長に向けた原動力となります。ときには厳しいご意見を承ることもありますが、それにしっかり応えることで、お客様本位の機械を提供できることをめざしています。
今後、人口減少時代にあってベテラン社員が大量退職していく中で、より少ない人数で鉄道システムを維持する必要があります。その中で駅機械システム系統は、システムチェンジによって主役になっていく立場だと考えています。これまで以上に社内外の人々と協力し合い、安全で安心、快適な設備の提供を追求していきます。

夏場の高温対策として、
お客様や駅社員に快適さを提供する
空調設備とドライミストを設置

近畿統括本部 大阪機械区

大阪環状線の鶴橋駅では、私鉄との乗換改札口があり、日々多くのお客様が利用されています。その際、乗車券の確認や乗り換えのご案内が必要となる場合が多いことから、駅社員が改札口に常駐して対応にあたっています。しかし近年、夏場は異常高温となるうえ、駅の構造上、風が通りにくく熱がこもりやすいため、熱中症を引き起こすといった問題が生じていました。
そこで、大阪機械区が中心となり、乗換改札口とホームにおける熱環境の改善を行うことにしたのです。私が工事の設計から立案、工事監督までを担当し、検討を行った結果、熱中症の低減と快適性の向上のため、空調設備とドライミストを設置することとしました。設計では、業務をする駅社員の方々に話を聞き、冷風を流す位置や日々の使い勝手、保守のしやすさまで十分に検討したのです。
計画段階では比較的容易な工事に思えましたが、設置できる空間が限られたうえ、夏場を前に短期間で工事を完了させる必要があったことから、難工事となりました。そのため、建築や電気の部門から協力を仰いだほか、グループ会社の方々と綿密に連携した結果、日程通りに工事を完了することができました。一人の力では困難なことであっても、社内外の協力を得ることで達成できたことで、他系統との連携の重要性をあらためて確認することとなったのです。
この取り組みの結果、駅社員の方々から喜ばれただけでなく、駅を利用されるお客様にもたいへん好評で、苦労して設置した甲斐がありました。また、当社Facebookの「大阪環状線」のページでも取り組みが紹介されたことで、大きなやりがいを感じることとなりました。
現在、機械の保守や工事で培った知見を活かして、駅に必要な機械の計画や予算に関わる業務を担当しています。何より大切にしているのは、お客様はもちろんのこと、現場で働く方々の目線を通じた機械のあり方です。
今後、駅をもっと便利なものとしていくため、当社では先進技術の活用などを積極的に検討しています。技術の進歩によって、いずれは券売機や改札口が不要になる時代が来るかもしれません。こうした未来を見すえ、実現していくために、知識や技術をこれまで以上に身につけて、夢の実現に向けて一歩ずつ進んでいきたいと思います。また、これまで現場で培ってきた「お客様に安心してご利用いただける機械設備を提供する」という気持ちを忘れずに、日々の業務に取り組んでいきたいです。

私の地域への取り組み

入社当初のことですが、私が担当していた地域において、目が不自由なお客様から「タッチパネル式の券売機は点字表記が不十分で使いにくい」というお声をいただきました。そこで、社内で協議した結果、障がい者団体の代表の方に駅までご足労いただき、券売機や改札機などを利用される様子を見せていただきました。また、日頃、駅を利用されるうえでお困りになられる点や、機械の改善に対するご要望などをお聞きしたのです。その際、目が不自由なお客様が機械を実際に操作される様子を拝見し、どの部分でお困りなのかを具体的に学ぶことができました。その結果を踏まえて、機械の改善案をまとめたほか、駅におけるご案内の方法を検討したのです。こうした経験は現在の業務において、お客様の目線を大切にした機械の計画につながっています。