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プロフェッショナル職採用

電気

大阪信号通信区 兼務 近畿統括本部 電気課 福水 貴裕 2008年 入社

Career Step

  1. 2008年岡山支社 岡山電気区 電気管理係
  2. 2009年岡山支社 岡山電気区 津山派出 電気管理係
  3. 2010年大阪支社 大阪信号通信区 電気管理係
  4. 2016年近畿統括本部 電気課 電気管理係

着実に安全を守り続ける
先輩の姿に憧れ、
その背中を追い始める

岡山支社 岡山電気区 電気管理係

新入社員としての研修が終わって最初に配属された部署は、踏切や信号機など、列車制御システムにかかわる設備検査を行う部署でした。列車が運行している営業時間中の線路に入り、工事を行うには所定の手続きが必要です。もちろん、工事中に現場を通過する列車の運転士への連絡も必要ですし、工事を行う作業者との打ち合わせも必要。それらの準備を手際よく進め、絶えず安全を守り続ける先輩の姿はとてもまぶしく、憧れたことを鮮明に覚えています。
そして配属からしばらく経ち、ひと通りの仕事を学んだ頃に、私が工事の責任者を任されることになりました。「いよいよ出番だ!」といううれしさもありましたが、「先輩たちのようにできるだろうか」という不安も募りました。実際に業務を行ってみると、思うように工事を進めることができず、悔しい思いばかりが残りました。着実に仕事を進める先輩たちとは大違いで、いつも私はドタバタとしていました。ですが、「前回より少しでもいい仕事をしよう」という思いを持ち、回数を重ねることで仕事を覚えていきました。
憧れた先輩たちに追いつけたのかはわかりません。でも、追いかけ続けることで、「安全を守るために必要なもの」を学ぶことができました。いまの私を支える大切な財産を得ることができた日々です。

成長を支えたもの

現場での工事は厳格な安全管理が求められます。そのため、経験不足の私は先輩たちから厳しく指導されることもありました。ただ、そういったときも先輩たちは、「今回の良かったところ」を必ず褒めてくれ、「次回はこうするといいよ」というアドバイスも欠かさずに贈ってくれました。これらの言葉がとても励みになり、次回以降の工事へのモチベーションへとつながりました。安全に対する妥協ない姿勢と後輩への温かさという、2つの要素が私の成長を後押ししてくれています。

工事を受ける立場から設計し、依頼する立場へ。
新たな立場で出会った、
責任感と新たな目標

近畿統括本部 電気課 電気管理係

現在所属している近畿統括本部での仕事は、電気設備の工事計画を立てることです。それまでの、計画された工事を施工する仕事とはまったく違います。いわば、工事の受注側から発注側に変わったようなもの。工事内容、工期、費用、施工会社などを頭に入れて最適な計画を立てる仕事は、未体験であり、最初のうちは緊張の連続でした。
しかし経験を積むうちに、以前の自分が受け取っていた工事の計画書が、いかによく考えられたものかがわかってきました。さまざまな制約条件のなかで、列車の安全・安定輸送を実現するための最適な計画が立てられているのです。私は現場での工事経験者として、同じ仕事に就く方々が安全で質の高い工事を行える計画を立てたいと考えています。そのために、契約をできるだけ早く成立させ、工期に余裕をもたせるように工夫しています。今になって思うことですが、電気設備の工事は、同じものが2つとしてありません。毎回条件が変わるなかでベストな方法を探す仕事は、難しくもあり、だからこそおもしろくもあります。勉強を重ね、どんな工事でもしっかりとプランニングできる「工事設計のプロフェッショナル」になることが、現在の目標です。

私の地域への取り組み

2010年から所属していた大阪信号通信区では、エリア内の踏切を地域のお祭りが通過することがありました。このとき、私たちは踏切の警備担当としてお祭りに協力し、参加者と列車の安全やお祭りの円滑な進行をサポートしました。工事を実施するにあたっては、地域の皆様のご理解・ご協力も不可欠です。そこで、説明会を開催したり、チラシを配布したりしています。わかりやすく丁寧な説明を積み重ね、皆様に納得いただいたうえで工事を行うことも、私たちが行える地域への貢献だと考えています。