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総合職採用

施設
(駅機械システム)

施設部 小林 純一 2010年 入社

Career Step

  1. 2010年京都支社 京都機械区
  2. 2011年(株)JR西日本テクシア 出向
  3. 2012年近畿統括本部 京都機械区
  4. 2016年近畿統括本部 施設課
  5. 2019年施設部

駅業務や機械の点検業務を通じて、
現場での機械の稼働状況や課題を学び、
企画や計画を進めるうえでの貴重な体験に

(株)JR西日本テクシア 出向

入社して2年目。教育プログラムの一環で、設備工事や保守を担当するグループ会社に出向し、主に自動改札機の点検や修理などの保守業務を約1年間にわたって経験しました。
機械の点検はマニュアルに準じて行う仕事です。日々同じことの繰り返しと思いがちですが、季節ごとに気温や湿度が変化するため動作環境が異なるほか、繁忙期と閑散期でも機械の稼働状況が大きく異なります。それぞれの条件に応じて、問題が生じていないかを確認することが重要であるとともに、不具合が起きそうな箇所がないかを知るという意味でたいへん勉強になりました。
現在、担当している駅機械システムの企画や計画を立てるうえで、機械が動く現場を知ることが欠かせません。その意味で、点検業務は貴重な経験となりました。また、この出向以外に研修の一環で駅員として勤務した際、24時間にわたって自動改札機などの機械がどのように稼働し、どのような課題があるのかを知ったことも現在の仕事に大きく役立っています。
それとともに、出向先で学んだことはお客様の目線で機械をとらえることの大切さです。機械の専門家というと先進の技術ばかりに目が移りがちですが、それだけではプロして不十分です。利用されるお客様は、子どもから高齢者まで幅広いうえ、自動改札機の使用に慣れている方、慣れていない方などさまざまです。技術者として、高度な技術ばかり導入すれば良いというものではなく、機械はどなたにとっても便利で使いやすいユニバーサルなものでなければなりません。
出向で自動改札のカバーを開けて点検作業をしていたある時、通りかかった男の子が自動改札の内部をのぞいて、「すごいなー」と目を輝かせて言いました。私としては、真摯にこなす日々の業務のひとつ、となっていましたが、この一言を耳にして初心にかえったのです。それとともに、自動改札機をはじめとする駅機械は精密機器の塊であり、日々の点検作業なくしての安定稼働はないと認識しました。
これから先、労働人口の減少にともない、駅機械システムをどうつくり、守るかが大きな課題です。当社では自動改札機の稼働状況などをもとに膨大なビッグデータを収集しており、その分析などを通じて、未来の駅のあり方を追求しています。こうした先進的な取り組みの中でも、出向で学んだ現場感覚やお客様の目線を大切にしていきたいと考えています。

成長を支えたもの

駅という現場での学びこそ、私の成長の原点であり、現在の業務の基盤となっています。駅機械システムの企画および計画の仕事の中では、経営幹部に提案する場面があり、データを根拠に話を進めますが、現場における自らの実体験に基づく話もまた説得力を持つものです。
時代が大きく変わりつつある中、数十年先も見すえた長期的な視点で駅のあり方を追求し続けることが必要です。もちろん、未来に向けて正解はだれも分からないわけですが、駅という現場をしっかり見つめることで、これからに向けた課題が見えてくるとともに、それにどう対処すべきかが分かってくると思います。これまで培った経験を活かして、未来の駅づくりに挑戦していきます。

未来の駅づくりに向けて、
駅機械システムの専門家として
いま取り組むべきことを着々と進めていく

近畿統括本部 施設課

近畿エリアの駅機械システム全般にわたる企画・計画業務を担当してきました。この仕事では、便利さの追求にとどまらず、コストや省力化、保守のしやすさなど多岐にわたる観点から、これからの機械のあり方を検討していきます。
私たちが手がけている機械は、券売機や自動改札機をはじめ、ホーム柵やエレベーター、エスカレーター、さらには空調機器などと実にさまざまです。変わったところでは、車両所のある車両洗浄装置や、京都鉄道博物館の転車台も扱っています。こうした機械の多くは、半屋外という厳しい環境のもとで稼動しています。そのため、気温や湿度、風雨、雪、ほこりなどさまざまな条件をクリアする必要があるのです。
特に2018年には、大阪北部地震をはじめ、度重なる台風や大雨被害など、十数年に一度といわれる大きな災害が重なりました。災害の発生時、私は状況の把握や復旧対応に追われる中で、知識と経験、技術力の重要性をあらためて痛感しました。想定外の事態が発生した際に迅速に情報を集め、的確な指示やアドバイスをするにはこれら3つの能力を兼ね備えておかなくては到底できません。そこで今回の経験を踏まえて、災害に強い機械やシステムの整備と、早期復旧のための仕組みをこれまで以上に構築していくため、必要な知識や技能の習得に努めています。
さらに、JR西日本の技術者として考えているのは、未来の駅づくりへの挑戦です。鉄道技術は成熟の域に達していると思いがちですが、駅だけをみても最新技術を導入する余地が数多くあります。例えば自動改札機においては、IC専用の自動改札機が普及しつつある一方、磁気乗車券用改札機も一定の需要があります。そこで主要な駅の協力を得て、IC専用の自動改札機の割合を増やした場合、どういったことが起こるかなどの実証実験に取り組もうとしています。
また、技術の進歩が目覚ましい人工知能(AI)の活用も追い求めるテーマのひとつです。実際、AIを搭載したロボットを駅に配置して、お客様の案内を行う実験を行いました。実用化にはまだ課題が多いものの、それほど遠くない時期にロボットによる案内が行われるかもしれません。
先進の技術で未来の駅を創造する。この可能性を追求するためには、過去の経験と先進の技術、そして社会情勢や技術革新などの先行きを見通す力が重要です。既存の技術、鉄道駅向けにカスタマイズさせた技術を積極的に取り入れることで、便利で快適、スマート、さらにはお客様に感動を与える駅づくりを実現していきたいと考えています。

私の地域への取り組み

施設管理の業務を経験した後、駅舎橋上化プロジェクトの工事計画を担当しました。鉄道駅は未来に向けて何十年もの長きにわたって数多くのお客様に利用されます。また、駅づくりは自治体が進める街づくりや地域活性化に直結する仕事といえます。
そのため、「当社の代表のつもりで、地域共生の責務を果たしていこう」と肝に銘じ、一つひとつの仕事に緊張感を持って設計・監督業務に携わりました。竣工まで長期間にわたる工事となりましたが、上司や先輩、グループ会社や協力会社の方々、そして自治体の皆様のご協力をいただき、無事に開業の日を迎えました。
当日は、前夜から駅にて待機。朝一番でエレベーターで上がって来られたお客様から、「駅が新しくなってうれしい」「エレベーターがあると非常に便利だ」とのお言葉をいただき、達成感とともに温かい気持ちに包まれました。