安全研究所では、お酒を召されたお客様の駅ホームでの行動特性に関する研究も行いました。お酒を召されたお客様が実際にホームから転落されたり、列車と接触された事象を分析すると、「ベンチなどホームの中央部にいるお客様が、立ち上がった直後に線路に向かって歩いてしまい転落される」というケースが数多くありました。こうした事故を防止するために、一部の駅のベンチの向きを変更しました。さらに、研究で得られた知見を駅係員や乗務員に周知し、より効果的にお酒を召されたお客様に対応することで、ホームにおける人身事故や転落を未然に防止できるよう取組みを進めています。