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主な技術開発と安全研究所における取り組み

鉄道のさらに高い安全レベルを実現するために、新たな技術開発や研究を進めています。ここでは、主な取り組みをご紹介します。

主な技術開発

昇降式ホーム柵の開発

ロープを上下に昇降させる機構でホームの安全を確保する「昇降式ホーム柵」の開発を進めています。3枚扉や4枚扉など列車の扉の位置が異なることから従来の可動式ホーム柵の導入が難しい駅への導入に向けて、現在、実用化に向けた技術的な検証やリスクの検証、設置駅の検討を進めています。

上昇した状態

下降した状態

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新保安システムの開発

ATSの機能をさらに進化させ、停車駅で決められた停止位置を大幅に行き過ぎる事象や、ホームの無い側のドアを開けてしまう事象などを防止することのできる新しい保安システムを開発しました。

現在、広島地区への導入に向けた準備を進めています。

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安全研究所の取り組み

「ヒューマンファクターの理解と活用」は、鉄道事業の健全な経営・運営のための基盤であると同時に、安全マネジメントの確立に必要な基盤でもあります。

平成18年6月に設立した安全研究所では、ヒューマンファクターに特化した研究所として、ヒューマンファクターの視点からの研究・調査を行い、多くの成果を当社内の実務に活用しています。また、当社内やグループ各社に対する相談やコンサルティングを行い、JR西日本グループの安全性向上に貢献しています。その他、研究成果をまとめた報告書「あんけん」を社内外に配付しています。

研究・調査にあたっては、大学や公益財団法人鉄道総合技術研究所など社外の研究機関や他鉄道会社などと連携しながら進めています。また、当社グループ内でヒューマンファクターの理解と活用が進むよう、ヒューマンファクター教育にも積極的に取り組んでおり、平成23年度からは、経営幹部、管理職社員、間接部門社員、現場長などを対象にしたヒューマンファクターセミナーを実施しています。

主な研究テーマ

  • 働きがいと誇りの持てる業務のあり方に関する研究
  • 運転士などの眠気予防策に関する研究(乗務行路の調査・乗務員宿泊所の仮眠環境調査)
  • 乗務員室のヒューマンインタフェースに関する研究
  • 指導操縦者と運転士見習との関係性向上を目指す研究
  • 異常時の対処方法に関する研究〜鉄道版CRMの構築に向けて〜
  • 触車事故防止に関する研究
  • お客様への効果的な協力要請、働きかけ方の研究(SOSボタン)

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鉄道事業
(安全の取り組み)