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ニュースリリース

2015年4月15日
安全

安全管理体制に対する第三者評価の導入について

 JR西日本では、「安全フォローアップ会議報告書」においていただいた提言の柱である「第三者による検査の仕組み」について、1年間かけて検討を重ねてまいりました。
 福知山線列車事故を惹き起こしました弊社といたしましては、「二度と重大な事故を発生させない体制になっているのか」を常に自問自答していくことが重要だと認識しております。そのためには、安全管理体制が有効に機能しているか、形骸化していないか、定期的に立ち止まって確認し、必要により改善していくことが大切だと考えております。
 現在、安全管理体制に対する確認の機能といたしましては、国土交通省による「運輸安全マネジメント評価」と、弊社の監査部が実施する「安全管理体制監査(内部監査)」があり、特に「安全管理体制監査(内部監査)」につきましては、一般的に内部であるがゆえの課題があります。
 以上の認識のもと、安全管理体制の維持・向上に第三者の視点を活用するべく、社外の第三者機関による評価を受けることといたします。

詳細

1 目的
 第三者機関による客観的な評価、安全マネジメントシステムに関する専門的な助言を継続的に受けることで、安全管理体制のレベルアップ、および、「安全管理体制監査(内部監査)」の充実・改善を図る

2 評価を受ける内容
(1)国土交通省の「安全管理規程に係るガイドライン」に記載の14項目
 【1】 経営トップの責務
 【2】 安全方針
 【3】 安全重点施策
 【4】 安全統括管理者の責務
 【5】 要員の責任・権限
 【6】 情報伝達及びコミュニケーションの確保
 【7】 事故、ヒヤリ・ハット情報等の収集・活用
 【8】 重大な事故等への対応
 【9】 関係法令等の遵守の確保
 【10】安全管理体制の構築・改善に必要な教育・訓練等
 【11】内部監査
 【12】マネジメントレビューと継続的改善
 【13】文書の作成及び管理
 【14】記録の作成及び維持  を中心に、弊社の安全管理体制全般や安全文化などについて評価

(2)「安全管理体制監査(内部監査)」そのものの方法など

3 評価を受ける第三者機関
(1)DNV GL社(ディーエヌヴイ ジーエル社)
  日本法人:DNV GL ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
  (本社:神戸市 代表者:前田直樹 代表取締役社長)

(2)組織概要
 ・1864年にDNV設立、2013年にドイツのGL(Germanischer Lloyd)と合併し、DNV GLとなる
 ・グローバル本部はオスロに置き、日本での拠点は神戸市
   世界100カ国、300事務所において、従業員17,000人で展開
 ・第三者認証、検証業務をはじめ、船舶の検査、オイル・ガス、電力分野にわたり豊富なリスクアセスメント・マネジメント実績多数あり

4 実施時期
 平成27年度より実施

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