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平成22年 2月17日

2月定例社長会見

2月定例社長会見は映像でもご覧いただけます。

●最近の輸送概況について

 当社の運輸取扱収入は、対前年比で1月は95.3%、2月(速報値)は97.5%です。一昨年と比較しますと、1月は92.3%、2月は88.3%となります。収入状況は決して回復過程にはなく、依然として厳しい状況にあると認識しています。この理由の一つとしては景気の低迷があり、もう一つには高速道路料金の割引の影響もあろうかと思っています。今年度の高速道路料金の割引による影響は約50億円程度と予測しています。
 次に輸送概況についてですが、新幹線のご利用状況は1月は97%、2月(速報値)は101%です。在来線特急のご利用状況は1月、2月ともに94%です。また、アーバンネットワークのご利用状況は1月が99%、2月(速報値)95%です。
 このような状況下でなんとか鉄道をご利用していただくために、当社としてさまざまな計画を進めています。その一つとして、当社管内には「坂本龍馬」ゆかりの地が多く存在しますので、龍馬ブームにあやかり、地元の方々と連携して、龍馬ゆかりの地を駅から歩いて巡ることができる散策マップを作成したり、「土佐・龍馬ぐるりんパス」を発売するなど、観光需要の掘り起こしを行っているところです。また、4月から開催します奈良デスティネーションキャンペーンに向けても、地元自治体の方々などと協力してさまざまな取り組みを行いたいと考えています。


直営運輸取扱収入の状況

 

収入計
(前年比)

近距離券
(前年比)

中長距離券
(前年比)

定期券
(前年比)

1月

95.3%

97.5%

93.4%

97.4%

2月(2/16まで)

97.5%

95.1%

98.2%

98.2%

21年度累計

92.7%

94.2%

90.5%

97.7%

※数値は速報値です。

ご利用状況

 

新幹線
(前年比)

在来線特急
(前年比)

アーバンネットワーク
(前年比)

1月

97%

94%

99%

2月(2/16まで)

101%

94%

95%

 

 ●「企業再生に向けた取り組み」について

≪企業倫理委員会の設置について≫
 当社の企業再生に向けた取り組みとして、外部委員を招聘した「企業倫理委員会」を設置いたしました。社外委員は大内伸哉氏(神戸大学大学院法学研究科教授)、滝井繁男氏(滝井・仲田法律事務所 弁護士)、仲宗根迪子氏(消費者支援機構関西 検討委員、奈良県生活協同組合連合会専務理事)、森本滋氏(同志社大学大学院司法研究科教授)に決まりました。第1回委員会の開催は2月23日です。その後は5,8,11,2月の年4回の開催を予定しています。

⇒「企業倫理委員会委員の決定について」のプレスリリースはこちらをご覧ください。

≪役員行動規範の制定などについて≫
 今回、「誠実」、「謙虚」、「自律」を旨とする新たな役員行動規範を制定いたしました。制定にあたっては、役員のみならず、若手社員や女性社員のディスカッションも実施し、こうした意見を踏まえて成案といたしました。できあがった規範を個々の役員が具体的にどう取り組むかが非常に大切であり、「体質化」を図るため、成案後も役員がディスカッションを深め、「反省と決意」をまとめるにいたりました。
 また、「役員倫理綱領」の一部改定を実施しました。改定にあたっては、自ら行動する意味合いを強める文章とし、情報漏えい問題の反省から社会規範に反する行為の制止条項を加えております。

⇒「役員行動規範」についてはこちらをご覧ください(PDF形式 11KB)
⇒役員の「反省と決意」に関してはこちらをご覧ください(PDF形式 17KB)
⇒「役員倫理綱領」についてはこちらをご覧ください(PDF形式 12KB)

●増設した地震計の使用開始などについて 

「早期に地震を検知して、列車をすぐに止める」ための対策について2点お知らせします。

  まず、平成20年10月に発表しました「沿線の地震計の増設計画」について、山陽新幹線では、沿線地震計を20箇所増設し、現行23箇所の沿線地震計が43箇所となります。設置間隔については、概ね23キロメートル間隔だったものが、12キロメートル間隔となります。すでに増設地震計の設置は完了し、2月26日から使用開始します。また、アーバンネットワークについては、15箇所増設し、現行17箇所の地震計が32箇所となり、概ね40キロメートル間隔だったものが、20キロメートル間隔となります。こちらは4月初旬から使用開始する予定です。この結果、直下型地震において、より早く揺れを検知し、列車を止めることが可能になります。
 もう一点の対策ですが、気象庁が地震計を南海トラフ付近の海底に設置されたことから、緊急地震速報への活用を開始しましたが、東海・東南海地震では、気象庁の緊急地震速報の方がより早く列車を制御できる可能性がありますので、平成22年の夏頃から、山陽新幹線に気象庁緊急地震速報を導入することとしました。

 


 

●奈良デスティネーションキャンペーンについて

はじまりの奈良、めぐる感動。奈良デスティネーションキャンペーン平成22年4月〜6月 平成22年は奈良県内各地で一年を通じて「平城遷都1300年祭」が開催されていますが、4月から6月の間「奈良デスティネーションキャンペーン」を開催します。「はじまりの奈良、めぐる感動。」をテーマとしまして、地元自治体の皆様とJRグループが連携をとり、旅行会社のご協力を得ながら、奈良の魅力を十分に知ってもらい、観光需要を拡大することを目的としています。

<平城宮跡会場イベント> 
平城遷都1300年祭のメイン会場である平城宮跡では、第一次大極殿正殿の復原公開や遣唐使船の復元展示、花と緑のフェア「春風讃華(しゅんぷうさんか)」など、さまざまなイベントが実施されます。

第一次大極殿正殿復原


<巡る奈良>
「巡る奈良」と題し、奈良県内各地で歴史・文化・自然などと触れ合えるイベントや行事が行われます。特に寺社では「祈りの回廊」と題して、普段なかなか拝観することのできない秘宝・秘仏が特別開帳されます。

<旅万葉> 
当社においても、キャンペーンならではの取り組みとして、地元の方々と共同で、万葉集ゆかりの名所・旧跡が数多く残る桜井線沿線において、「旅万葉」と題した万葉集をテーマにした旅を提案します。
旅万葉

 桜井線に「万葉まほろば線」と愛称を付け、「万葉集」をテーマにしたラッピング列車「万葉トレイン」を運行します。このほか、スタンプラリーを行ったり、万葉歌が詠まれた地や古代史ゆかりの地を巡る「万葉」駅からウォーク、万葉集や古代史を題材にした特別講座などのイベントを奈良県立万葉文化館と共同で開催します。

ラッピング列車「万葉トレイン」運転
ラッピング列車「万葉トレイン」運転

<その他> 
キャンペーン期間中の土休日と4月1日には、便利な特急列車「まほろば号」を新大阪駅から奈良駅へ直通運行します。

臨時特急「まほろば」号運転まほろば号ヘッドマーク

デスティネーションキャンペーンは、地域活性化策、観光振興策として、近年、各地で成果を上げており、地元の皆様に手ごたえを感じていただいているところです。お客様に、奈良の魅力を十分に味わっていただき、繰り返し訪れていただけるよう、努力したいと思います。 

⇒奈良デスティネーションキャンペーンの詳しい内容はこちらをご覧ください

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