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プロフェッショナル採用

運転士

金沢支社 金沢新幹線列車区 運転士 黒本 誠 2000年 入社

Career Step

  1. 2000年西九条駅 運輸管理係
  2. 2001年福井県地域鉄道部 車掌
  3. 2003年金沢支社 金沢列車区 車掌
  4. 2004年金沢支社 金沢列車区 運転士
  5. 2012年近畿統括本部 大阪支社 大阪新幹線運転所 運転士
  6. 2015年金沢支社 金沢新幹線列車区 運転士

常日頃からトラブルをシミュレーションし、
不測の事態に備える

金沢支社 金沢列車区 運転士

運転士として乗務する際は、定時運行と安全な走行を常に心がけるとともに、トラブルがあった際のシミュレーションも欠かさないようにしています。在来線の運転士となって5年が経った頃、その意識を改めて強く持つきっかけとなった出来事がありました。それはプライベートで演劇を鑑賞した時のことです。歌の途中でマイクが壊れたのですが、役者は何事もなかったかのように演じ続け、そこに「観客が入り込んで観ているストーリーを絶対に壊さない」というプロとしての信念と使命感、冷静さを感じました。
運転士の業務と重ねるなら、ストーリーがお客様の旅行行程で運転士は役者。乗務中に異常が起こっても、私たちは事態に対して冷静に対応し、目的地までお運びしなければなりません。劇中でマイクが壊れた際に役者が演技を止めていたら感動が薄れていたかも知れないのと同じで、乗務中に異常があった際も乗客の皆様に不安を与えないよう臨機応変に対応しなければ、お客様の旅行を台無しにしてしまうことにつながります。
この時の演劇鑑賞を通じて、瞬時にベストな行動をとれることがプロであると学びました。また、臨機応変な対応を可能にした裏側には、何十回、何百回と繰り返す日頃の稽古もあったと思います。その視点が得られたことで、これまで以上にトラブル発生時のシミュレーションを常日頃から意識するようになるなど、高いプロ意識が芽生えるきっかけとなりました。

成長を支えたもの

入社時は鉄道に関する知識はほとんどありませんでした。業務を行っていくなかで、尊敬すべき先輩社員と出会い、「指導操縦者になりたい」「新幹線の運転士になりたい」といった目標が見つかり、それに向かって努力を重ねました。自身のキャリアステップに合わせてその都度目標を設定し、それを達成するために努力をすることで成長することが出来ました。また、互いに切磋琢磨した同期の存在や、支えてくださった先輩たちの存在も大きく、たくさんの人との関わりが今の自分の成長につながっています。

列車火災対応訓練に参加するなかで、
非常時での運転士の任務の大切さを再認識

金沢支社 金沢新幹線列車区 運転士

2012年に山陽新幹線の運転士になりました。新幹線の運転士をめざそうと思ったきっかけは、北陸新幹線の長野―金沢間が2015年に開業すると知り、地元である金沢を走る新幹線を運転したいと思ったからです。その目標が実現し、運転士として北陸新幹線の開業を迎えられたのは大きな喜びとなりました。
北陸新幹線が開業した同じ年の夏、列車火災対応訓練に自ら志願して参加しました。この訓練は車内で火災が発生したと想定したもので、「情報伝達」「関係機関と連携したお客様の救護、旅客案内、避難誘導」などを目的とし、警察や消防などのJR関係者以外の方々も多数参加しました。私は運転士役として参加し、車掌との連携をはじめ、お客様への協力要請など、周りの人と協力を得ながら安全にお客様を避難誘導することができました。
訓練を通じて、自身の判断でお客様の命をお守りできるかどうかが左右されることを改めて実感しました。さらに、安全で正確な避難誘導には運転士と車掌の連携が不可欠であることも体感でき、日頃のコミュニケーションの大切さや不測の事態を普段からシミュレーションし、備えておくことの重要性もこれまで以上に強く感じました。

新幹線指導操縦者として後輩の指導を担当。
その成長が自らの喜びに

金沢支社 金沢新幹線列車区 運転士

2017年に北陸新幹線の運転士を養成する指導操縦者に任命されました。3カ月間にわたって運転士見習と一緒に乗務に就き、免許取得に向けてマンツーマンで指導を行うのが指導操縦者の役割です。指導操縦者は目標のひとつでもあったので、任命された時はうれしかったです。自分に指導操縦者が務まるのかという不安もありましたが、その時に思い出したのが、自身が見習いの時に指導を受けた指導操縦者の先輩の姿です。
私の指導を担当してくださった指導操縦者の方は、指導の期間中、常に堂々と平常心でおられました。その自信の裏側にあったのは、運転士としての誇りと、それを支える技術・知識に対する努力を惜しまない姿勢だと思います。私自身も、社内通信教育制度を利用して列車の運転に関する知識を勉強し直すとともに、「どのような指導操縦者をめざし、どのような運転士を育てていくか」をしっかりと考えました。実際に指導するうえで心がけたのは、極力自分で考えさせるようにして、どうしても分からない時に初めて助言をするということです。そうすることで自発性を育み、知識や技術が定着すると考えました。
身近に運転士見習の成長を感じられるのが指導操縦者のやりがいで、無事に免許を取得し一人前の運転士となった時は私自身も大きな喜びを感じました。金沢新幹線列車区は若手社員が多く、自分が後輩を育成していかなければならない立場であることも意識するようになりました。後輩たちから目標と思ってもらえるような指導操縦者であれるよう、これからも運転士として技術・技能を磨いていきたいと思います。

私の地域への取り組み

北陸新幹線の運転士として安全・安定にお客様をお運びすることが、一番の地域への貢献であると感じています。北陸新幹線の開業前から、地域の皆様から期待と喜びの声をたくさんいただいており、改めて地域に根ざした会社で働いていることを実感しました。「運転していた新幹線に乗ってたよ」と高校の同級生から声を掛けられた時はうれしかったです。
2022年度には北陸新幹線の敦賀延伸が予定されており、試験運転などで同プロジェクトに関わるのが次の目標です。北陸新幹線開業の日の感動をもう一度味わいたいと思っています。