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総合職採用

鉄道

本社 営業本部 瑞風推進事業部 課長 倉重 雅彦 1996年 入社

Career Step

  1. 1996年広島支社 徳山駅 管理係
  2. 1998年広島支社 徳山乗務員センター 運転士
  3. 1999年広島支社 輸送課
  4. 2001年広島支社 営業課
  5. 2002年本社 営業本部(運賃・制度)
  6. 2006年本社 総合企画本部(経営計画)
  7. 2009年本社 営業本部(営業企画)
  8. 2011年本社 営業本部(営業戦略) 担当課長
  9. 2014年本社 営業本部(観光列車開発) 担当課長
  10. 2015年本社 営業本部 瑞風推進事業部 課長

異なる分野の仕事を経験したことが、
その後の仕事の基礎となった

広島支社 輸送課

入社して4年目に、広島支社の輸送課に配属されました。輸送課とは、列車のダイヤ編成を行う部署です。お客さまの利用状況などを考えながら「どの路線に」「どんな編成の列車を」「どれぐらい走らせるか」を考える通常のダイヤ設定作業のほかに、日々の列車の運行も管理します。そして2年後には、営業課に異動。鉄道会社でいう「営業」とは、いかにして列車を利用していただくかを考え、施策を行うことです。「トクトクきっぷ」の設定など、便利でお得な仕組みを整えることで、当社の利用促進を図りました。ダイヤの編成と利用の促進は、車の両輪のようなもの。どちらが欠けても、前進していくことはできません。それぞれの分野で専門知識と豊富な経験を持った先輩方が活躍しているのですが、私は縁があって、両方を体験することができました。おかげで、両分野を調整し、橋渡しする経験を積むことができました。様々な業務を多くの系統の職場で分担している鉄道会社においては、仕事を進めるうえで「調整」は重要なテーマになります。列車の安全・安定輸送に向けて多くの人が協力するなか、みんなの意見を集約し、ゴールへ向けて道筋を作る経験を早くからできたことは、今につながる大きな財産になっています。

成長を支えたもの

SLの運行と保存に携わった頃の経験が、現在の私の仕事の形を作ったと感じています。当時、現場でSLの運行や保守を行っているメンバーと膝を突き合わせて対話を繰り返しました。そこから浮かび上がってくる課題やメンバーが感じている不安を持ち帰り、解決策を考えては再び意見を交換しました。このサイクルや、「現場と対話する」というスタンスは、今も変わらず大切にしているものです。

地域のためにも、お客さまのためにも、
そして社員のためにも。SLを守り伝えたい

本社 営業本部(運賃・制度)

私の地元である山口県には、「SLやまぐち号」が走っています。他の地域でもSLは観光資源となり、あるいは地域の誇りとなっています。社内的にも、SLの存在自体や運転技術、保守技術は大切な財産となっています。ところが部品や保守設備の老朽化に伴い、運休を余儀なくされるケースも少なくありませんでした。SLに乗ることを楽しみにしていたお客様には非常に申し訳なく、また、地域の方や社員には将来に対する不安を抱かせてしまうという、心苦しい状況でした。そこで、「このままではいけない」と社内で問題を提起。継続的なSLの運行と保存を社内決定しました。私はその担当として、SLの運行に携わる社員と何度も意見交換を重ねました。その成果の1つは、2016年春に京都・梅小路に誕生した鉄道博物館の一角へのSL専用検修庫の新設へと反映されました。また、やまぐち号については、お客様のご利用状況の分析を重ね、そこで上がった声を客車の新造へと結びつけることができました。運行エリアである山口県との連携は、新客車の投入と同時に2017年秋から始まったデスティネーションキャンペーンへもつながっています。SLを守ることは、単に歴史的遺産を守るだけでなく、そこに関わる多くの人の笑顔や誇り、喜びを守ることだと学びました。そして、現場や地元など、たくさんの人を巻き込んだからこそ目標が達成できたことも学びました。鉄道会社ならではのアプローチで社会に貢献できた、私にとって忘れられない仕事です。

プラレールカーから瑞風へ。
社内外を巻き込んだ大プロジェクトを推進

本社 営業本部(営業戦略) 担当課長

「新幹線に、プラレールと連携したコンセプト列車を走らせる案がある。実現を頼む」。そう告げられたのは、2013年の年明けでした。この時点でアイデアはある程度仕上がっており、私に求められたのは、アイデアを形にする役割。社外的には、プラレールの発売元であるタカラトミー社や、乾電池で連携しているパナソニック社との調整が必要です。車両1つ分をまるごと改装してプラレールの世界を実現しようというアイデアでしたから、改造を担当する部門との調整も必要。なかには、「どの時間帯に走らせるのか」という、かつて輸送課で経験したような仕事も。社内だけでなく社外も巻き込んで意見交換し、課題を抽出しては解決していくという日々でした。そうして迎えた運行開始日。プラレールカーは、まるで都会の通勤電車を思わせる賑わいでした。乗車されたお子様のなかには、目的地に着いたのに「降りたくない」と泣き出してしまう子も。それらの様子を見ながら私は成功を確信するとともに、“人を呼べる列車”の可能性を感じました。プラレールカーのケースでは、当社とタカラトミー社、パナソニック社が連携することで、相乗効果が生まれて列車の魅力が高まった。当社単独ではできることに限りがあっても、多様な人やモノがつながりあえば、より大きな魅力が生まれるのです。この思いは、現在取り組んでいる「瑞風」でも受け継がれています。地域と協働によって生み出される瑞風で、コラボレーションが生み出す無限大の可能性にチャレンジしていきたいです。

私の地域への取り組み

2017年にデビューした瑞風は、世の中に沿線地域の魅力を伝え、より多くの人に沿線へ足を運んだり、産品を手に取っていただき、魅力を体験してもらうことをめざした列車です。素晴らしい観光地を巡ることはもちろんなのですが、車内の調度品には地元の伝統工芸品が用いられ、食材も地元ならではのものが使われています。これらの取り組みは、地元の方から大きなご期待をいただいています。今後もたくさんのお客さまに沿線地域の魅力を体験していただくことで、このご期待にお応えしていきたいです。